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酔っぱらいに学ぶ脳科学(4)

日本では、年間960万キロリットルの酒が消費されています。
こんにちはつよぽんです

ほんとうに、酒は百薬の長か?
日本では、年間960万キロリットルの酒が消費されています。
一人あたりのアルコール飲料の消費量(アルコール100%に換算)は、年間約6.5リットル。

世界では、たとえばルクセンブルグのように12リットルを超えている国もあります。

多くの人たちに親しまれている酒ですが、「酒は百薬の長」(酒百薬之長)というフレーズは、「漢書」巻二十四下「食幣志下」に有る言葉だそうです。

西暦9年から23年の間、中国の漢の時代に挟まれた新朝を創設した王莽(BC45年ーAD23年)が専売制度を設けたとき、「酒はたくさんの薬の中で最も優れている。めでたい会合でたしなむ、良い物である」として、専売品目に加えたことを記したものものだそうです。

つまり、国が統制する品目にする理由であったわけですが、今ではすっかり酒飲みの言い訳に利用されています。

確かに言い訳に使っていますね、起源を知った上で使おうではありませんか。

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日本酒   2009/09/08  

酔っぱらいに学ぶ脳科学(3)

そもそも脳は、なぜ酔っぱらうのかという章がありました。
こんにちはつよぽんです
風が強く成ってきましたね、台風の影響無ければよいのですが。

そもそも脳は、なぜ酔っぱらうのかという章がありました。
人々が、町中で手軽に入手できて、公の場でも合法的に飲める物質で、この「酔い」が得られるものはアルコールの入った飲料、つまりお酒しかない、確かにそうですね。
アルコールは、脳を麻痺させます、しかも、その麻痺のさせ方が絶妙だと書いています。
通常の飲酒なら、麻酔薬のように意識を失われるのでもなく、麻薬類のように幻覚を生じさせる分けでもありません。
まして神経毒のように脳の重要な機能を素早く停止させて、呼吸を止めてしまうような過激さもありません。
じんわりと大脳皮質に染みこみ、その結果、普段は厳しく自分を見張っている前頭前野の機能を、緩めてくれる
ようですね。

アルコールの血中濃度が比較的薄い場合、理性を司る大脳皮質の活動を低下させます。
特に前頭前野を麻痺させていきます。
前頭前野によって制御されていた辺緑系(本能や感情をつかさどる脳)は、相対的に活発になり、抑制から
解放されて本来の活動を行うようになる、これが酔いによる「楽しさ」「気分の良さ」になるようですね。

血中濃度がさらに上がると、小脳にまで影響が及び、運動失調(千鳥足)状態になっていきます。
さらに濃度が上がると海馬にもアルコールが作用して、新しい記憶が作れなくなる。
最も濃度が高まると、いわゆる泥酔、または急性アルコール中毒に陥ってしまいます。
中枢までも麻痺し、呼吸中枢(延髄)に作用すると呼吸のできない危険な状態に陥り、死に至ることもあるそうです。

酔いの「楽しさ」の状態で止めて「気分良く」飲みたいですね。


前回飲んだ「南部美人」です。

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日本酒   2009/08/31  

日本酒(5)

精米とは、お米の表面を削り、酒の雑味となるタンパク質や脂肪分を取り除く作業です。
こんにちはつよぽんです

日本酒の瓶のラベルに精米歩合が書いてありますね、この精米歩合についてです
精米とは、お米の表面を削り、酒の雑味となるタンパク質や脂肪分を取り除く作業です。
この精米の技術が酒の味を飛躍的にアップさせたようですね。

精米の歴史は、杵や臼を使い人力ででおこなっていた頃は精米歩合が90%がせいぜいだったそうです。
江戸時代後期、川の流れを利用して水車になり、70-85%の精米になったそうです。
水車の使用で労力は軽減されたが、ここまで磨き上げるのに50時間以上掛かったようです。

この精米歩合の表示%は削った後の米本体を示すのです、ですから40%と書かれた米は60%が削られてヌカとなり煎餅のなどの原料になるようです。

最近では精米歩合28%の酒まであるそうです。

精米歩合のランキング
精米歩合 50%以下 大吟醸
50-60% 中吟醸(この名称は蔵内のもので、一般には使われない)
60%以下 普通吟醸 (通常名は「吟醸酒」)
70%以下 純米酒・本醸造酒
73-75% 普通酒
90-82% 飯米
100% 玄米
大吟醸クラスの精米は丸三日もかかるそうです。
それだけ手が込んでいるから美味しいのですね。

 

前回の十四代です精米歩合は50%「純米吟醸酒」ですね。

 

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日本酒   2009/08/25  

酔っぱらいに学ぶ脳科学(2)

有る程度アルコールを飲んで、脳の機能が低下していても、その機能がちゃんと発揮されるのが「脳ナビ」だそうです。
こんにちはつよぽんです

家にたどり着けるのは「脳ナビ」のおかげだった
人間の脳の優れた機能だそうです、有る程度アルコールを飲んで、脳の機能が低下していても、その機能がちゃんと発揮されるのが「脳ナビ」だそうです。
人間の脳のなかに、地図があり、酔っぱらっていて記憶を作ることの出来ない状態なのに、これまでの経験としての帰宅経路を読み出して、それに合わせて酔った自分を家まで連れた行ってくれるそうです。
研究の結果「ナビゲーションニューロン」という神経細胞が特定されました。
通い慣れた道の風景、つまり、視覚情報に対応して「この信号を左へ」といった指示をだす神経細胞があるのです。
これさえあれば、記憶が作れないほど酔っていても、「いつもの道」である限り、なんとか家にたどり着けます。
ただし、記憶が作れないので、「どうやって帰ったか」は覚えていないそうです。
ただよって意識のある状態なら、「脳ナビ」によって帰ることが出来ますが、さすがに意識までなくなれば酔いつぶれてしまい、自力では帰えれないそうです。

そのようになる前に帰りましょうね、「脳ナビ」にお世話になる前に。

 

塩竃の「浦霞」木桶仕込み山廃純米酒どんな味でしょうか。

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日本酒   2009/08/23  

酔っぱらいに学ぶ脳科学(1)

「記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるの?」という題の本を見つけました。
こんにちはつよぽんです
川島隆太、秦羅雅登著「記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるの?」という題の本を見つけました。
私も何度か記憶を無くして、朝布団の中でどうやって帰ってきたのか、記憶のないことが何度か有りました。
私もこのことが疑問でした。

記憶にはいくつかの種類が有るそうです。
代表的なのもは短期記憶と長期記憶だそうです、短期記憶が作られて、それが繰り返し使われたり、自分で重要だと思えたものは長期記憶として残ります。
短期記憶はとりあえずの記憶、つまり一時的な記憶で、お酒に酔っていても、相手の話を聞き、そのキーワードを記憶してそれに関する話を続けるといったことは可能です。
ただ、そうした一連のことを、後で思い出せない。
この時の短期記憶は、長期記憶にならないまま、消えてしまったそうです。
脳の機能が低下しているため、記憶を定着させるだけの手順が踏めず、消えていったそうです。
人の記憶には、作る、溜める、読み出すと三つの機能がありますが、その一つが麻痺したり壊れると記憶はうまく機能しません。
それは記憶がなくなったとおなじだそうです。

お酒と脳の話面白いですね。
下の写真はニッカ仙台工場で試飲した25年ものモルトウイスキーです。

 

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日本酒   2009/08/20  

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