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地盤改良工事(1)

こんにちはつよぽんです。
地盤改良工事についてです。
地盤調査を行い、地盤の許容応力度(長期)ごとに、どのような基礎構造とするかが決まるようになっています。
地盤の許容応力度(長期)<20KN/㎡ →  基礎杭
20KN/㎡≦地盤の許容応力度(長期)<30KN/㎡ →  基礎杭orべた基礎
地盤の許容応力度(長期)≧30KN/㎡ →   基礎杭orべた基礎or布基礎

地盤改良工事には、主に「表層改良工法」と「柱状改良工法」、「鋼管杭工法」の3種類があります。 
工法を紹介
1.表層改良工法
表層改良工法は、セメントを使用して地表周辺を固める地盤改良工事のことで、地盤の軟弱な部分が地表から2mまでの浅い場合に用いられる工法です。
2.柱状改良工法
柱状改良工法は円柱状に地盤を固めた改良杭によって建物を支える地盤改良工事のことで、軟弱地盤の深さが地中2~8mの場合に用いられる工法です。
地中に直径60cmほどの穴をあけ、良好な地盤まで掘ります、地盤を掘る過程で水を混ぜたセメントを注入して土と混ぜて撹拌し、円柱状の固い地盤を築くことで強化する仕組みです。
3.小口径鋼管杭工法
小口径鋼管杭工法は、鋼管で地中から建物を支える地盤改良工事のことで、地中30mまでの地盤補強が可能です。
地中深くにある固い地盤に鋼管の杭を打って、建物を安定させます。
最終的には地盤調査によって工法を決めます。

小口径鋼管杭です。
重機で地中にねじ込んでいます。
施工後です。
これは、国土交通省直轄工事においてセメント及びセメント系固化材を地盤改良に使用する場合は、六価クロム(発ガン性物質)溶出試験を実施しなければならないとH12年4月より規制されています。
この溶出試験において環境基準を越える六価クロムの溶出量が確認された場合、固化材の変更、もしくは工法の変更を行わなければならないとあります。
民間戸建住宅の施工においては、溶出試験は全くなされておらず、エンドユーザーにもこの可能性が伝えられていないのが問題です。
また、セメントや鋼管が主流であるが、土地に対して地中埋設物となる。
建替時には、鋼管杭やセメントの撤去が求められるが、産業廃棄物の発生となり、地主 コスト負担も建設リサイクル法の施行により非常に大きくなっている(撤去工事用は撤去物の産廃費用も含め改良・杭打設工事の5倍以上倍以上と言われている)
この上記理由のため工法のうち小口径鋼管杭工法を採用することが多いです。
トップベース工法やHyspeed(ハイスピード)工法、天然木パイル杭工法をお勧めいたします。
「トップベース工法」とは日本に古から伝わる玉石敷設工法をヒントにして、コマ型のコンクリートブロックを敷固めてた工法です。
Hyspeed工法は天然の砕石を杭状にした補強方法、天然石を利用しているので公害や地中埋設物にはなりません。
トップベース工法やHyspeed工法、天然木パイル杭工法は別ブログで紹介
永く持つ仕様   2023/01/28  
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