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飲酒会食2週間で2回以上、リスク5倍 国立感染研「暫定的な解析」 本当でしょうか?

こんにちはつよぽんです。
こんな話題が新聞に出ていました。

また都内で緊急事態宣言が出て飲酒の禁止も含まれそうです。
飲酒を禁止させるための根拠記事ですが本当にそうなのでしょうか?

上記のポスターは堀江氏が外部講師を務めるオンラインサロン堀江政経塾が作成たものです。
趣旨に賛同した飲食店に店頭に掲示するように促しているそうです。

記事より

国立感染症研究所は、飲酒をする会食を2週間以内に2回以上した場合、会食を0~1回する場合よりも、5倍近く新型コロナウイルスに感染しやす
くなるという調査結果をまとめた。
飲酒を伴う会食は、感染のリスクが高いということを改めて確認した。

>飲食店より家庭での感染が多いとネットでは言われています。

都内2医療機関の発熱外来を訪れ、検査をした284人にアンケートをして調べた。
解析結果では、過去2週間以内に「飲酒のある3人以上の会食2回以上」は「3人以上の会食0回~1回」よりも4.94倍感染しやすかった。
逆に、1人での外食やテイクアウトでは、2回以上でも感染しやすさは増えなかった。
「換気の悪い場所にいた」「大人数や長時間の飲食をした」人は感染しやすい傾向があることもわかった。
今回の調査はサンプル数が少なく、「暫定的な解析結果」としている。

>急いで出しているという感じですね。

感染研の鈴木基・感染症疫学センター長は会見で「以前からリスク因子とされた会食について、中でも飲酒を伴う方が感染リスクが高いと確認された」と話している。

 

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日本酒   2021/07/13  

日本酒と清酒の違いをあなたは知っていますか?

こんにちはつよぽんです。

こんな記事をネットで見つけました。

.飲むなら清酒を飲みたいですね、三増酒ではなく。
三増酒とは、第二次世界大戦後の米不足の際に導入された清酒に類似した酒の一種、増醸酒の通称のことである。

■清酒とは日本酒のジャンルのひとつ、清酒がよりおいしく飲めるかも!
日本酒と清酒とはどうちがうのか、まずは辞書を引いてみましょう。
日本酒の項目を見ると「日本古来の酒。清酒、合成酒、みりんなど」と説明されています。
一方、清酒は「水と米を原料にした、濁っていない酒」とのこと。
つまり日本酒は、清酒やみりんなどを含めたお酒の総称であり、清酒はその一種ということになります。

>ドイツにおけるビールの定義のように日本酒も米と麹で作られることで使って欲しいですね。
 日本酒(にほんしゅ)、または和酒(わしゅ)は、通常は米(主に酒米)と麹と水を主な原料とする清酒(せいしゅ)を指す。
 和酒というのも良いですね!

一方、日本の酒税法における定義では、清酒とは「必ず米を使い、“こす”工程がある酒」とされています。
また、国税庁では、日本酒の海外展開とブランド価値の向上を念頭に、2015年に「地理的表示における日本酒」の定義を指定しています。
それによると、日本酒とは「原材米に国内産米のみを使い、かつ、日本国内で製造された清酒」となっています。
つまり、外国産米を使ったものや、海外で造られたものは、「日本酒」ではないということです。
法律や基準によって少し定義が異なるので、注意が必要です。

日本酒における清酒の種類をおさらい
日本酒と清酒、それぞれの定義がわかったところで、次は清酒の種類について詳しくみていきましょう。
1989年に制定された「清酒の製法品質表示基準」では、造り方によって次の9種類に分類されています。
このうち、「一般酒(または普通酒)」以外の8種類を、まとめて「特定名称酒」と呼んでいます。

・精米歩合70%以上:一般酒(または普通酒)
・精米歩合70%以下、醸造アルコールを添加:本醸造酒
・精米歩合60%以下、醸造アルコールを添加:特別本醸造酒
・精米歩合の規定なし、醸造アルコール添加なし:純米酒
・精米歩合60%以下、醸造アルコール添加なし:特別純米酒
・精米歩合60%以下、若干の醸造アルコールを添加:吟醸酒
・精米歩合60%以下、醸造アルコール添加なし:純米吟醸酒
・精米歩合50%以下、若干の醸造アルコールを添加:大吟醸酒
・精米歩合50%以下、醸造アルコール添加なし:純米大吟醸酒

精米歩合とは、原料の米をどれだけ削り、使用する部分が何%残っているかを示す値です。
米の中心まで削っていくほど、香りがよい、雑味の少ない清酒になりますが、その分使う米は小さくなります。

また、醸造アルコールとは、でんぷんや糖類を原料とするアルコールのことです。
かつては防腐剤として用いられていましたが、現在は、香味の劣化を抑え、あと味をすっきり整える目的で少量添加されます。
米を削る割合は、一般酒、本醸造酒/純米酒、吟醸酒、大吟醸酒の順で高くなります(精米歩合の数字は小さくなります)。

また、種類名の最初に「純米」がつくものは、醸造アルコールを含んでいません。
清酒の種類別の特徴をすべて覚えるのはたいへんですが、この2つのポイントを押さえておけば、おおまかなちがいを理解できます。

>以前は「日本酒級別制度」による特級・1級・2級と分かれていました、税金の種類で美味しさではなかったようです。

日本酒の代表格、清酒のおいしい飲み方

日本酒と清酒の定義や種類を把握したら、最後は清酒のおいしい飲み方を紹介しましょう。
清酒が、ワインやビールなど、ほかのアルコール飲料と大きく異なるのは、さまざまな温度でたのしめること。
ここでは、温度別におすすめの清酒タイプを紹介していきます。
【冷酒(10度以下)】
吟醸酒などの特定名称酒や、スパークリングタイプの清酒、生酒やにごり酒などは、10度以下の冷酒で飲むのがおすすめ。キリッとした冷たさと、華やかな香りをたのしめます。
お酒は飲むまで冷蔵庫でしっかり冷やし、酒器やグラスも冷たくしておくとベストです。

【冷や(15度~20度くらい)】
日本酒を常温で飲むことを「冷や」と呼びますが、冷酒と混同しやすいので注意しましょう。
冷やでおすすめなのは、本醸造酒や純米酒。口に含むと適度にひんやりとした口当たりで、酒本来の香りと味わいを堪能できます。

【燗酒(日向燗:30度前後〜飛びきり燗:55度前後)】
燗に適しているのは熟成された清酒。普通酒や本醸造酒、香りの少ない純米酒や「ひやおろし」などが適していて、温めることで特有の旨味を味わえます。とくに「生酛」や「山廃」と書かれているものはお燗に向くとされています。

日本酒と清酒のちがいと、清酒の種類や温度別の飲み方について説明しました。

銘柄によっては、異なる温度で味の変化をたのしむものも。飲み慣れた種類の清酒でも、温度や酒器を変えて飲んでみれば、また新しい出会いや発見があることでしょう。

>今の季節は熱燗ですね!

 銘柄を見て清酒を飲まないと悪酔いしますね。

 

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日本酒   2021/02/08  

10月1日は「日本酒の日」─ その由来は?

こんにちはつよぽんです。
10月1日は日本酒の日なのですね。

由来は

昭和39年度まで、日本酒業界の年明けは10月と定められていました。 
これは「酒造年度」と呼ばれ、現在では7月が年明けとなっていますが、昔ながらの酒造年度の年明けである10月1日が由来であるとされています。
 10月といえば「実りの秋」。 
秋には新米の収穫も開始され、酒蔵もその年の日本酒造りにとりかかる時期でもあります。


もうひとつの理由には、十二支が関連しています。
それぞれの干支は各月にも当てはめられており、10月は「酉」。
この「酉」という漢字は、もともと酒壺や酒そのものを意味しているのだとか。
以上の理由から、10月1日が「日本酒の日」として制定されたようです。

>干支も関係していたのですね。

日本酒造組合中央会のホームページには、以下のような文章があります。
日本の國酒である日本酒を後世に伝えるという思いを新たにするとともに、一層の愛情とご理解をという願いを込めて、1978年に日本酒造組合中央会が「10月1日は日本酒の日」と定めました。 


「乾杯」には、神様の前で人々が心をひとつにする願いが込められています。
伝統を重んじる日本人だからこそ、乾杯は日本酒で!!

>乾杯にこんな意味が有るとは初めて知りました。

「日本酒の日」がある秋にこそ、ぜひ味わいたい日本酒は、「ひやおろし」です。
「ひやおろし」とは、冬から春に搾った新酒に火入れ(加熱殺菌)を行い、夏の間に貯蔵・熟成させ、外の気温が貯蔵庫の中と同じくらいに下がってきた秋に、生詰めで出荷するというもの。
通常の日本酒は、貯蔵する前と出荷の前にそれぞれ火入れを行いますが、「ひやおろし」は貯蔵前の1度しか行いません。
出荷前には火入れを行わず、「冷や」のまま「卸す」ことから、「ひやおろし」と呼ばれています。
秋のお酒としては「秋あがり」という言葉もよく聞きますが、「秋あがり」は「ひやおろし」を含め、夏に熟成され、おいしく仕上がった日本酒全般のことを指します。

>ひやおろしで乾杯が良いようですね。

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日本酒   2020/10/01  

お酒は少量であっても健康に悪かった!?

こんにちはつよぽんです。
非常に気になる記事を見つけました。
お酒飲みの言い訳として使われていた言葉ですね!

「お酒は適量飲む分には体にいい」――。
かつてこう言われてきたが、最近では「少量でも体に悪い」という話も耳にするようになった。
2018年には「少量でも体に悪い」という論文が権威ある雑誌に掲載されたことをご存じだろうか。
「適量ならOK」と安心して飲んでいた人にはショックな報告だ。
そこで今回は、飲酒と健康についての研究を手がける筑波大学の吉本尚准教授に飲酒量の最新事情について話を聞いた。

「酒を全く飲まないより、適量飲んだ方がカラダにいい」――。
2018年には少量飲酒のリスクを指摘する論文が相次いで発表された。その内容を詳しく見ていこう。
100歳を超える長寿の方が、晩酌するシーンをニュースなどで見ることもあってか、「酒は百薬の長」という言葉は今もなお多くの人に信じられている。

>私も信じています。

また昔からそれを裏付けるデータとして多用されている「Jカーブ効果」というものがある。
コホート研究から導き出されたこの「Jカーブ効果」から見るメリット面の結果がまさに、「適量を飲む分には死亡率が下がる」ということ。
もちろん一定量を超えれば、死亡率は上がるのだが、いいところばかりを見てしまうのが左党の悲しい性(さが)である(もちろん筆者も)。
このコラムで2年半ほど前に取り上げたように、「Jカーブ効果」は心疾患や脳梗塞などの病気についてはその傾向が確認されているものの、高血圧や脂質異常症、脳出血、乳がんなど、飲酒量が増えると少量であってもリスクが着実に上がる病気も多くあることが分かっている。
つまり、Jカーブ効果は全ての疾患に当てはまらず、病気によっては少量飲酒でも悪影響を受ける。
そして、飲酒と総死亡率の関係性として見ると、少量飲酒による心疾患などの影響が大きいことから、トータルでもJカーブとなるということだった。
こうした報告から、酒好きにとって都合のいい「飲まないより“少し”飲んだ方が健康にいい」という説を信じてきたわけだが、正直なところ、ここにモヤモヤをずっと抱えていた。
心疾患などにいい効果があるとはいえ、多くの病気ではリスクが上がるわけだし、少量とはいえ飲むのと飲まないのでは、飲まない方が体にいいのではないか――そんな疑問も浮かんでくるのである。

>考えると飲めなくなりますね!


折しも近年、世界的にアルコールのリスクが取り上げられる機会が増えているように感じる。
「タバコの次はアルコール規制が厳しくなる」と言われているし、左党としてはとっても心配である! 実際、海外ではアルコール規制が厳しくなっていて、海外に行くとそれをひしひしと感じることが多い。
先日訪れた常夏のハワイでも、ビーチや公園など公共の場での飲酒は禁止で、違反したら罰金が科せられる。

>公共の場で飲酒は禁止ですか、厳しいですね。


日本はお酒(そして酔っ払い)に寛容なのだ。
さて、そんなモヤモヤを抱えていたところ、昨年、少量飲酒のリスクを指摘する論文が相次いで発表された。
1つはGoodayでも紹介しているが、医学雑誌Lancet(ランセット)誌に2018年4月に掲載された英ケンブリッジ大学などの研究(Lancet. 2018;391(10129):1513-1523.)では、「死亡リスクを高めない飲酒量は、純アルコールに換算して週に100gが上限」という報告がなされている。
もう1つの論文もLancet誌に同年8月に掲載されたもので、「195の国と地域で23のリスクを検証した結果、健康への悪影響を最小化するなら飲酒量はゼロがいい」と結論づけているという。
「ゼロがいい」という結論は衝撃である! Lancet誌は世界的にも権威のある医学雑誌の1つで、その影響はとても大きく、ニュースなどでも取り上げられた。

>日本ではあまり聞きませんね、お酒関係の会社がマスコミを抑えているのでしょうか。


これら最新の研究は、「安全飲酒量(≒適量)は今の基準より少ない」あるいは「少量飲酒であってもリスクがある」ことを示唆するものである。
つまりは、「適量までの飲酒なら体にいいんだから…」という酒飲みの言い訳が通じないということでもある。
これは健康に気を遣う酒飲みにとっては大いに気になるところである。

>私も健康に気を遣う酒飲みの一人です。

専門家に詳しく話を聞かねばなるまい。
そこで今回は、飲酒と健康についての研究を手がける医師で、北茨城市民病院附属家庭医療センターの「飲酒量低減外来」で診療を行っている、筑波大学地域総合診療医学の吉本尚准教授に、「適切な飲酒量」の最新事情について話を伺った。

「どれだけたくさん飲んだら体に悪いのか」から研究が始まった。まず吉本さんに、これまでの飲酒と健康についての研究の経緯、そして、近年まで「少量のお酒は体にいい」と言われていた説が、最近になって否定されるケースが出てきたのはなぜか、このあたりの事情から聞いた。
すると、吉本さんはこれまでの経緯を丁寧に説明してくれた。
「アルコールと健康に関する研究では、『どれだけたくさん飲んだら体(健康)に悪いのか?』についての研究が先になされてきました。
その研究の結果から、毎日60g以上飲むとがんをはじめとする全ての病気のリスクが高まることが分かり、それによって飲む量を減らした方がいい(減酒)ということになったわけです。
この60gという数字は以前から知られていました」(吉本さん)

そして、次に検討されたのが、どのくらいまで減らせばいいのか、つまり適量についての議論だったのだという。
「日本人男性を7年間追跡した国内でのコホート研究(JPHC Study*1)の結果や、欧米人を対象とした海外の研究の結果などを基に、厚生労働省が2000年に発表した『健康日本21(第1次)』において、『節度ある適度な飲酒』として1日平均純アルコールで約20g程度という数字が明文化されたわけです。
いわゆる『適量』と言われる20gという数字が出たのは、画期的なことでした」(吉本さん)
上記の海外の研究の結果が下のグラフである。男性については1日当たりのアルコール量が10~19gで、女性では1日9gまでが最も死亡率が低く、アルコール量が増加するに従って死亡率が上昇することが示されている。

>20gのアルコールでは満足できそうもないです。

また、前述した国内のコホート研究(JPHC Study)では、その後、2005年に国内の40~79歳の男女約11万人を9~11年間追跡した結果を発表している。
それによると、総死亡では男女ともに1日平均23g未満で最もリスクが低くなっている(Ann Epidemiol. 2005;15:590-7.)。
なるほど、こうして適量20gという指標ができたわけだ。

左党としては、「この結果で満足してよ」と思うのだが、そうはいかないのが研究者たちである。
先ほど、Jカーブについて簡単に解説したが、研究者の間では「これはちょっとおかしいのでは?」と疑問視する声も挙がっていたのだと吉本さんは話す。
具体的には、「『全く飲まない人の死亡リスクがこんな高くはならないのではないか』という指摘です。詳しくは後述しますが、飲酒が血管に対していい効果があるのは確かとはいえ、他の病気についてはリスクが上がることから、トータルで見たら『(飲酒量は)少なければ少ない方がいいのではないか』と研究者の間ではずっと言われてきたのです」(吉本さん)
なお、こうした疑問が挙がった背景には、コホート研究において、飲酒量の測定が不十分であったこと、また飲まない人の中には元々飲んでいてやめた人もいるのではないか、などといった指摘もあったのだという。
「こうした流れから、ここ10年ほどの間に『少量飲酒のリスク』に特化した研究が増えました。
昨年、Lancet誌に掲載された論文などがそれにあたります。
ただし、日本において少量飲酒に関する論文はほとんど出ていません」(吉本さん)

>もう少し多く飲める研究が出てほしいですね!

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日本酒   2019/12/13  

断酒か死か」アルコール依存症と格闘 やがて不眠に…

こんにちはつよぽんです。
アルコール依存症怖いですね、私はまだそこまでなっていないと自分では思っています。
朝から飲むのは正月の三が日ぐらいですから、お天道様が出ている間に飲むと酔いが廻りますね。

患者を生きる・眠る「アルコール」
「否認の病気」とも言われるアルコール依存症。
東京都の男性(53)は若い頃から酒が手放せない生活を送り、家族や職場を巻き込んでいました。
アルコール依存症と診断されてからも冷静に自分を見つめることができず、入退院や休職を繰り返します。
その男性が変わるきっかけとなったのは何だったのでしょうか。

朝から酒「病気じゃない」

>朝から酒は異常ですね。


酒に溺れて破滅する。そんな洋画の主人公にあこがれていた。
男性が初めて酒を飲んだのは、中学生の頃だ。家にあったウイスキーを遠足の水筒に隠し入れて持参し、友人の前で飲んだ。
高校生になると、昼食代で小瓶のウイスキーを買うようになり、飲む頻度は増えていった。
高校を卒業し、7年ほどアルバイトをしていた。
就職したのは1992年。そこから、さらに酒量は増えた。
仕事が終わると、職場近くの酒屋に駆け込んだ。フルボトルのワインやウイスキーを買うと、家に帰るまで待てず、その場で瓶をあけた。
自宅に帰る電車のなかでも飲み続け、自宅でも飲み足らず、いつも酒がそばにあった。
「飲まなければ寝られない」。そう自分に言い聞かせ、酒をのむ口実にしていた。

>これはわかりますね、寝るのに飲んだほうがよく眠れます。


二日酔いで出勤し、朝起きられずに無断欠勤することが続いた。
休日に酔った勢いで部下に電話をかけ、仕事の指示をしたことが問題になったこともあった。
妻(62)から酒をやめるように何度も説得されたが、「うるさい」と聞く耳を持たなかった。
2007年、妻が精神的に不安定になり、精神科に通院するようになった。
それでも酒がやめられず、「妻に見られなければ」と隠れて外で飲むようになった。
10年3月、職場の勤務先が東京都内から千葉県内に変わり、責任ある役職を任された。
最初は張り切っていた。しかし、酒の臭いをさせたまま出勤し、次第に空回りするようになった。
職場になじめず、ストレスから、仕事がない日も朝から酒を飲み続けた。
見かねた妻が、職場の知り合いに電話で「何とかならないか」と相談した。
「業務に支障が出ている」。
上司からそう連絡を受けた職場の保健師に「アルコール依存症の専門の医療機関で診察を受けるように」と言われた。
事実上の業務命令だった。
「自分は病気ではない」と思っていたが、職場でも家庭でも行き詰まった現実から逃れたかった。

成増厚生病院東京アルコール医療総合センター(東京都板橋区)を受診することを決めた。

>幸い隠れて飲むまでにはなっていないですね。

これ以上酒が飲めない体、入院し治療
「あなたはこれ以上、お酒を飲めない体です」成増厚生病院東京アルコール医療総合センターを受診した男性は、センター長の垣渕洋一(かきぶち・よういち)さん(53)から「アルコール依存症」と診断された。
仕事に支障が出て、妻(62)は精神科に通院中――。
酒によって職場や家庭で様々な問題を招いているのにもかかわらず、男性にはその自覚がなかった。
肝機能を示すγ(ガンマ)GTPは、基準値をはるかに上回る1086。
このまま酒を飲み続ければ、肝不全や肝硬変になり、命にかかわる恐れもあった。

>肝臓の数値は悪いと言われたことはないですね。


「お酒をやめて幸せになるか、飲み続けて死に至るか。二つに一つです」。垣渕さんから入院治療の必要があると告げられた。
男性は、簡単な引き継ぎを済ませて休職し、この年の8月に入院した。
医師や看護師、臨床心理士、作業療法士らのチームのもとで、90日間の治療プログラムが始まった。
断酒を続け、アルコールのない生活に心身ともに慣れ、生活習慣を立て直す。日中は、飲酒による離脱症状や合併症の治療をしながら、アルコール依存症について、講義やビデオなどで学んだ。
グループにわかれ、自分自身の生い立ちや考え方、酒にまつわる行動を見つめ直した。
夜はアルコール依存症から回復した人たちが集まる地域の断酒会やAA(アルコホーリクス・アノニマス)などの自助グループの会合に参加した。
手帳を渡され、参加するたびにハンコが押された。ハンコが多いと、垣渕さんから花丸や二重丸がもらえた。
入院患者の優等生になろうと、ハンコ集めに躍起になつた。

>ここまでになると入院して治療が必要なのですね。
面会に来た職場の上司には「もう大丈夫です。早く職場に戻してください」と頼みこんだ。
入院から3カ月後の11月、退院した。センターと連携する慈友クリニック(新宿区)に通院しながら、復職に備えた。
だが、職場の産業医の面談直前。酒を飲んだ。「酒なんてコントロールできる」。

そう思っていた。

リハビリ施設で転機
11年2月、職場に復帰した。だが、職場に隠れて酒を飲むことがあり、アルコールをやめることはできなかった。
専門外来がある慈友クリニックでは、「抗酒剤」を出された。これをのんでから飲酒すると、頭痛や吐き気が生じる。
しかし、男性は飲酒してもつらさをあまり感じなかった。「自分は特別だ」との思いを強くした。
この年の7月、職場のアルコールチェックで飲酒が発覚した。
「約束を破ったのだから退職すべきだ」と言う人もいたが、一度だけチャンスが与えられた。
主治医の垣渕さんの指示で、休職したうえで、リハビリ施設「みのわマック」(東京都北区)に通うことになった。
アルコールや薬物など、さまざまな依存症の人が対象で、依存症から回復した人がスタッフとなり、社会復帰を支援する。
施設長を務める伊藤達雄(いとう・たつお)さん(60)も、かつてアルコール依存症だった。
30代のころから入退院を繰り返し、家族も失った。02年にマックに通ったのをきっかけに回復し、スタッフになった。

伊藤さんには、男性が人前で、無理に明るく振る舞う「ピエロ」のように見えた。
「なぜアルコールに頼ったのか」と核心をつく質問をしても、真正面から答えず、はぐらかされた。
男性を担当した職員(60)も、伊藤さんと同じ感想をもった。
ただ、明るく振る舞う男性が「エネルギーにあふれている」ようにも見え、回復の可能性があるようにうつっていた。
どんなに周囲が手を差し伸べても、本人の強い気持ちがなければ断酒は難しい。
「あなたも答えは分かっているはず」。職員は、男性にひたすら考えさせた。
まもなく、転機が訪れた。
入院治療中に同じ部屋だった青年が、リハビリ施設では率先して通所者をまとめるのを目の当たりにした。
入院中は誰ともしゃべらず孤独な様子だったのに、見違えるほど輝いていた。
「自分も、あんなふうになりたい」。

男性はそう思い始めた。

>自分自身で酒を断つことを意識しないとやめられないですね。

なぜ依存、自省できた
仲間と掃除したり、昼食のみそ汁をつくったり。
グループで互いの経験を話すと、考え方の違いから言い争いになることもあった。どうしたらうまくやっていけるのか?
考え出すと、自然と酒のことが頭に浮かばなくなった。
酒に頼った理由も、冷静に考えられるようになった。
幼いころから障がいのある弟の面倒をみて、共働きの両親に甘えられなかった。
周囲には明るく振るまっていたが、劣等感のようなものを常に抱えていた。

嫌われたくないと無理を重ね、孤独をごまかすように酒に逃げていた。
回復に向かう男性の様子を知った職場から、電話があった。

>きっかけが有るのですね。

「いつから出てこられますか?」。12年4月、職場に復帰した。
「針のむしろ」のような気持ちだったが、上司は「ミーティングに行かなくていいのか」と自助グループAAへの参加を促してくれた。
AAではお茶を出したり、ミーティング会場を準備したりする役割を順番に担当した。「居場所」が見つかった気がした。
ただ、そのころから、不眠に悩まされることが増えた。
不眠は、アルコール依存症の人が酒をやめると現れる「離脱症状」の一つだ。
不眠から再び酒に頼ってしまう恐れもある。主治医の垣渕洋一さんは、男性の様子を慎重にみつつ、必要に応じて睡眠薬を出した。
「眠れないことはよくあるよ」。相談にのってくれたAAの仲間の言葉に、少し気が楽になった。
「こんな時期もある」と受け入れられるようになった。
「今日はお酒をやめてから19年。バースデーなんです」。
東京都内のAAの事務所で今年10月、そう話す仲間に男性は、「おめでとうございます」と返した。
男性は、所属するAAの地区の広報担当として、近く開催予定のイベントの準備にあたる。
いま苦しんでいる仲間のために何ができるか――。それを考えることが、自身の自立につながると信じている。

お酒 熟睡妨げ無呼吸も
アルコール依存症になると、自らの意思で酒の飲み方をコントロールできなくなる。
酒が手放せなくなり、酒をやめると手の震えや不眠などの「離脱症状」も出る。
原因となる多量飲酒のきっかけは、仕事のストレスや家庭内の不和などさまざまだが、不眠などの睡眠障害も関係する。
多くの人が病気を認めようとしないのも特徴だ。国内で約107万人が国際的な診断基準に該当すると推計されるが、厚生労働省の調査では、治療を受けているのは約5万人に過ぎない。

>100万人のなかには入っていないと思いたいですね。

久留米大の内村直尚(うちむら・なおひさ)教授(63)は「酒を飲めばよく眠れる、と思う人が多いが、それは違います」と話す。
アルコールは一時的に寝付きをよくするが、肝臓で代謝された後は覚醒作用が出て、睡眠が浅くなる。
飲酒を続けると耐性ができ、10日ほどで眠りに入る効果も薄れる。このため、長期的には酒量が増え、依存に陥りやすいという。

>寝酒はアルコール依存の手始めなのですね。

 私の場合は酒量は増えていないです。


気道の筋肉が緩み、鼻やのどの通気が悪くなるため、睡眠時に無呼吸になりやすく、悪夢や昼夜逆転などの症状も出やすい。
「眠るためのアルコールが、さまざまな睡眠障害の原因になってしまう」と内村さんは語る。

>今後は酒量を少なくしようと思います。


重度の依存症治療では、まず患者自身が病気を自覚し、酒を断つことを動機づけることが基本となり、断酒を補助する薬もある。
成増厚生病院の垣渕さんは「飲まないしらふの状態に心身ともに慣れ、生活習慣や人間関係を再構築することが大事」と話す。
重い離脱症状や、肝臓や脳機能の障害などの合併症がある場合は、3カ月程度の入院が必要だ。
垣渕さんは「断酒治療を始めると、ほぼすべての患者がいらいらや不眠に悩まされる」と指摘する。
リハビリ期は、生育歴や飲酒行動を見つめ直すための集団での精神、作業療法が中心となる。断酒会やAAなどの自助グループに参加し、悩みや不安を共有することも、断酒の継続には重要だ。

家族など周囲の人が、精神的に疲弊していることも多い。
成増厚生病院の東京アルコール医療総合センターには、家族や子どものケアを目的とした無料相談やプログラムもある。

>苦しんでいる方は悪くなる前に是非相談してください。

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日本酒   2019/11/19  

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