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味噌は日本でしか作れない、世界に誇るべき調味料。

こんにちはつよぽんです。
日本人なら毎日飲んでいると思われる味噌汁
「味噌」についての情報をネットで見つけました。
1945年8月9日、長崎県に原爆が落とされた時に、被爆した秋月医師たちがとった食事は、梅干し入りのおにぎりと、かぼちゃの味噌汁とかワカメの味噌汁
だったそうです。
それから復興が進みましたが、その後何年も原爆症を発症した職員はおらず、がんで亡くなった方もおられなかったそうです。
興味のある方は秋月辰一郎医師著書『体質と食物 健康への道』をお読みください。

昔から、日本人が当たり前のように食べつないできたみそ。
「みそは医者いらず」など、健康と結びつけたことわざも少なくない。
発酵学の第一人者・東京農業大学名誉教授の小泉武夫さんは、食に関する著作が100冊以上あり、「発酵仮面」のあだ名がつくほどの大の“発酵食好き”だ。
なぜ、みそはそんなにすごいのか、ご自身の食体験や最近注目されている科学的な知見も含めて語っていただいた。

「みそ汁を飲むと、からだが喜んでいるのがわかるね」
――全国の大学で学生を指導し、講演や執筆、メディアへの登場と大活躍されていて、さぞやお忙しいでしょうに、肌つやがよく声にも張りがあって、失礼ながら御年73歳にはとても見えませんね。
小泉 そうでしょ。自分でも若いと思いますよ(笑)。これは、まさしく、みそ汁と納豆のおかげです。何十年と毎日みそ汁を飲んでいますからね。たまに飲みそびれていると、何か不安な感じになる。何か足りないよってからだが訴えてくる感じですね。みそ汁を飲むと、からだが喜んでいるのがわかりますよ。
私とみそとの縁は長いです。まだよちよち歩きのころ、あまりにも活発で生傷が絶えないもんだから、祖母が三尺帯を2本つないでその端に私を、もう一方を母屋の柱に縛り、左手にはみそ、右手には身欠きにしんを持たせておいたそうです。
そうしておけば、にしんにみそをつけてしゃぶって、おとなしくしていたのだとか。それが私の味覚の原点にもなっているんです。

>身欠きにしん懐かしいです(北海道出身なので)、煮物などに使うのでそのままでは食べずらいので味噌をつけるのですね。
 

調べてみると、日本とみそとの歴史も古いですよ。
大豆はすでに縄文時代から作られていたようですが、みそが文献に登場するのは、701年の大宝律令のなかで、「未醤」と出てきたのが最初。
これが「未醤」→「未曽」→「味噌」となったといわれています。
「噌」の字は日本でつくられた字なんだそう。
そこから、それぞれの土地の気候や風土に見合った形で独自に変化し、日本各地にさまざまなみそが生まれていったようです。
私が子どものころは、みそがないなんて考えられなかった。ごはんとみそがあれば生きていけるといわれていた。
どんな田舎にもこうじ屋があって、そこからこうじを買ってきて、自分で育てた大豆で仕込んだものなんですよ。
家ごとにみそを作るなんて大変だなって思っていたら、そうじゃなかったんだね。
集落ごとに共同でこうじと塩を買って、みんなで作って分け合っていたんですよ。
つまり“集落みそ”。なんか、日本人の人間愛が感じられる話じゃないですか。

>自分で作る味噌は「手前みそ」と言われています。
今では様々な種類の味噌が市販されていますが、本来味噌の製造方法が普及すると各家庭で仕込むようになりました。
昔は味噌を買うことは家の恥とされていたので、味噌を造った主婦が丹精込めて一年分の味噌を造りそれを自慢して毎日食べていたそうです。
手前みそは、自分自身で褒める事を意味し、手作りの愛着から生まれたそうです。

◇日本人の勤勉さは、みそが育んできた?
――2013年、和食がユネスコの無形文化遺産に登録された際、小泉さん(私の尊敬する発酵学者の小泉武夫さん)は検討委員も務められていましたが、和食の中におけるみその位置づけとはどういうものなのでしょう。
小泉 みそを仕込むこうじ菌は、日本酒と同じでニホンコウジカビ(アスペルギルス・オリゼ)といって、日本にしか生息しない菌なんです。
日本醸造学会によって、“国の菌”にも指定されています。ほかの国で同じような材料を使ってもみそはできない。

>他の国にでは出来ないのは初めて知りました。

みそは、日本独特の、誇るべき民族の調味料といえるでしょうね。
無形文化遺産への登録にあたって和食の奥深ささを改めて感じたのですが、そのなかでも、とくにみその存在が大きいと思いました。
昔の人が「大豆は畑の肉」と言ったように、みそに含まれるたんぱく質は、米みそで10~13%、豆みそなら18%前後と豊富で、肉と比べてもひけをとりません。
しかもみそには、生命を維持するために不可欠な必須アミノ酸8種がすべて含まれている。
つまり、みそ汁とは、まさに肉汁(にくじる)なんです。
日本人は非常に勤勉な民族っていわれてきたでしょ。
朝早くから田んぼ行って畑行って、午後になったら山に行って。
海でも、朝から夕方まで漁をしている。あのスタミナの素は一体何かといったら、やっぱりみそ汁なんですよ。
なにせ、肉汁を毎日飲んでいるようなものなんだから。しかも、朝昼晩と。
日本人の民族的な力の強さはみそ汁が育んできたんじゃないか、そのくらいの位置づけでいいと思いますね。

◇長崎で被爆した秋月医師を救ったみそ汁のチカラ
――昔の人たちは、経験や体感でみそがからだによいということを知っていたんですね。最近では、科学的にもみその機能性について研究が進んでいるようですが。
小泉 そうなんですよ。さまざまな研究機関によって、医学的にも栄養学的にも、みその持つ効用が解明されてきています。
たとえば、みそ汁の摂取頻度と胃がん死亡率の関係を疫学的に調べた研究があるのですが、人口10万人あたり、みそ汁を毎日飲んでいる人とほとんど飲まない人とを対象に調査したら、みそ汁の摂取頻度が高くなるほど、胃がんでの死亡率は低くなることがわかった。
みそ汁を毎日飲む人は、胃がん以外のがんでも、動脈硬化、高血圧、肝硬変などの死亡率もそれぞれ低くなることが観察されているんです。
また、福島の原発事故もあってよく知られるようになったのが、長崎の原爆で被爆された医師、秋月辰一郎さんの研究です。
秋月先生は診療中に原爆が落とされ、夫婦ともに被爆した。ところが、秋月先生のお家ではみそを大量に作っていたので、みそ汁を被爆後にもずっと飲んでいたんですね。
結局秋月先生も奥さんも白血病もがんも患うことがなかったのだけど、ご自身が発症しなかったのは「みそ汁のおかげ」ではないかと先生が述べているんです。
その後、チェルノブイリの原発事故の際にも、ヨーロッパの放射能汚染地域に日本からみそがずいぶん輸出されたんですよ。
みそについては塩分を気にする人が多いようですが、最近では知見が変わってきています。みそ汁をお椀に1杯飲んだら、塩分は約1.2~1.5g。
これはほかの食品と比べても決して多い量ではないし、最近の研究では、みその摂取で血圧は上昇しないということも報告されています。

>味噌の塩分は血圧をたかめることは無いのですね!

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粗食   2021/09/27  

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