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コンクリート受け入れ品質検査 動画

こんにちはつよぽんです

先日のコンクリート受入品質試験の動画です。

検査方法の解説・基準数値の説明は

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を御覧ください。

サムネイル

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建築   2019/07/18  

コンクリート受け入れ品質検査

こんにちはつよぽんです
戸田市K邸耐圧盤のコンクリートを打設しました。

現場でコンクリートの品質検査をしました。
その時の動画とこのブログには検査の内容と実際の検査内容を紹介いたします。
当事務所は毎回この検査をしています。

コンクリートは、セメント・粗骨材・細骨材・水・空気を配合して作ります。
品質を確認するために打設前に検査します。

スランプ試験
打ち込むコンクリートのワーカビリティ・均質性を検査します。

ワーカビリティとは、施工のしやすさ(作業性)を意味します。コンクリートは固まる前、粘性のある流動体です(以降、生コンという)。
これを型枠に流し込んで、固めるわけですが、配筋されているので、生コンが全体に行き届くよう職人さんが作業します。
しかし、粘性が強い生コンは、全体に行き届かせるよう作業するのが難しくなります。
型枠を抜いたとき、万が一にも「コンクリートが無い部分があって鉄筋が剥き出しになった」なんて在ってはいけません。

生コンは粘性があるため、スランプコーンを引抜いた後も、円筒の形状を若干保持します。
スランプ値とは、スランプコーンの天端から、引抜いた後の生コンの天端までの距離です。
生コンの粘性が高いほど流動性が低いので、スランプ値は小さくなります。
現在、スランプ値の標準は18cm以下とされています。

コンクリートの空気量
空気は、コンクリートの強度などに直接影響しませんが、作業性の良さ・凍結融解の対策として有効です。
例えば、コンクリートの作業性は、流動性が影響しています。
コンクリートの流動性は、空気量を増やすと高まります。
寒い時期は、コンクリート内の水分が凍結、融解を繰り返します。
このとき、微細な空気がクッションの役割をはたし、凍結融解時の圧力を低減します。
凍結融解の対策として、通常時より空気量を増やします。

空気量の許容値は下記です(※ただし、普通コンクリートの場合)。
普通コンクリート ⇒ 4.5%また、空気量の許容差は下記です。
許容差 1.5%つまり、空気量は3.0~6.0%の範囲に納まればよいです。
コンクリートの種類で、上記の許容値は変わります。

AE剤、AE減水剤によって、コンクリートの中に多くの独立した微細な空気泡を連行すると、連行空気泡はコンクリートの中
であたかもボールベアリングのような作用をするので、コンクリートのワーカビリティーが改善され、所要のコンシステン
シーを得るための単位水量を減少させることができる。
また、連行空気泡が適当量存在すると、自由水の凍結による大きな膨張圧を緩和する働きをするとともに、また、自由水の
移動を可能にするため、凍結融解の繰り返し作用に対する抵抗性が著しく増大する。また、AE減水剤を使用すると、水密性
の改善や中性化速度が小さくなるなどの効果がある。

コンクリートの塩化物含有量
コンクリート中にある程度以上の塩化物が含まれていると、コンクリート中の鉄筋がさびやすくなる。

また、塩化物が塩化ナトリウム(NaCl)であると、アルカリ骨材反応を助長する要因ともなる。
これまでコンクリート中に含まれる塩化物含有量については、その塩化物が持ち込まれる主な原因となる海砂の中の塩分含有量についてのみ規定されていた。しかし、塩化物については、海砂以外の練り混ぜ水や混和材など他の使用材料からも導入されるため、コンクリートの耐久性向上の要求に沿って生コンの塩化物含有量はコンクリート中に含まれる塩化物総量で規定されている。
塩化物総量の限度については、原則として、0.30kg/m³を規制値とし、購入者の承認がある場合には0.60kg/m³まで許容されることとしている。

この値は、細骨材以外の材料からもたらされる塩素イオン量を0.10kg/m³としたとき、従来の細骨材の塩分(NaCl)の規定0.04%と0.1%にそれぞれ対応したものである。
この塩化物総量については、生コン工場で測定したり、工事現場で施工者が測定したりする必要から、精度が確認された簡便な測定器で測定できることになっている。

コンクリート強度
生コンで強度といえば、圧縮強度を指すといってもよい。
コンクリートの強度にはそのほか、引張り強度、曲げ強度、せん断強度、疲労強度そして鉄筋との付着強度などがある。
コンクリートがこれだけ多く使用される理由に、この圧縮強度が大きいことが挙げられる。
したがって、生コンの取り引きは、この圧縮強度を基準として行うことになる(舗装コンクリートでは曲げ強度が基準)。
生コンのJISでは、指定のない場合は28日材齢の強度を基本としており(指定のある場合は購入者の指定した日数)、荷卸し地点で
採取した試験体を20±2℃の水中で養生したものとなっている。
この水中で養生するということがコンクリートにとって非常に大切なことで、コンクリートが硬化して十分な強度を発現するためにはセメントと水が十分に接触できる状態が必要である。

検査内容をボードに数値を入れて写真を撮り終了です。

コンクリートの品質に問題はありませんでした。

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建築   2019/07/15  

森林再生への挑戦:「自伐型林業」という新しい風

こんにちはつよぽんです
ネットに森林に関する記事がありました。


①輸入材急増で荒廃した日本の森林
日本は国土の約7割が森林である。
「緑の列島」とも称され、人々は古来より森をエネルギーや建築資材、生活物資の供給源として利用してきた。
日本人なら誰でも知っている民話「桃太郎」が「おじいさんは山に柴刈りに」で始まるように、山の草は農業にとって不可欠だった。
農地に草を鋤(すき)込み、田畑の地力が維持されていたのである。
森林資源の過剰な利用がかつては日本の森林問題の中心であった。

こうした状況は1960年代から大きく変化した。
化学肥料の普及と原油輸入によって草や薪炭の利用が激減し、日本人の日常生活から森が遠のいてしまった。
建築資材や製紙用チップといった産業用材も、経済成長と貿易自由化に伴って海外から大量に輸入されるようになった。
55年に96%だった日本の木材自給率は、70年に50%を割り込み、2002年には最低の18.8%まで低下した。
日本国内で利用する木材の8割以上が輸入されるようになったのである。

>豊富な国産材が有るのに安い外材を使っていたのですね。


日本の森林の約4割は、建築に利用されることを目的に植林された人工林だ。
その多くが戦後の1950年代以降に植えられたものである。
夏の暑さが厳しく雨が多いアジアモンスーン気候の日本では、人工林の育成には、下草刈りやツル植物の除去、間伐などの施業が不
可欠である。
しかし、森林資源が利用されなくなるにつれ、施業が実施されない森林が増加。
森の中が暗くなり、下層植生が育たず、土壌の流出や生物多様性の低下など森林環境の悪化も指摘されている。
つまり、日本では森林資源の過剰利用から過少利用へと問題点が移り、資源の持続的な利用が大きな課題となっているのである。

>森林の健全性を保つためにも森林の手入れが必要ですね。

資源の過少利用は就業人口を激減させ、働き手の高齢化を招いた。
林業は若者にとって魅力のない産業となり、「危険、きたない、きつい」の頭文字をとって「3K職場」の代名詞とも言われるように
なった。
林業の衰退は山村における人口減少の一因ともなり、多くの若者が大都市部へ職を求めて移動していった。

>都会に出ていくときに木を切ったままにして出ていくのではげ山が多くなる。

森林所有者も高齢化に伴って自らの森林に立ち入らなくなり、所有権の境界が不明になって私有林が登記されないという事態も各地
で見られるようになった。

②林業復活の新しい風
ところが最近、林業に新たな二つの風が吹き始めている。
一つは、大規模木材加工工場の原料基盤が国産材にシフトし、バイオマス発電所の稼働も相まって木材生産量が増加していることで
ある。
海外からの丸太価格上昇や円安、一方で、戦後に植林した国内の人工林が利用時期を迎えていることも国内生産活性化の背景にある。
大規模な木材需要が生まれたことで、安定的な木材供給が求められ、それに応えるような施策が展開されるようになった。
高性能な林業機械を用いた生産性の向上や、流通合理化といった大規模な生産・流通を促進する政策である。
これまで間伐支援が中心だったが、2014年に主伐(木材としての利用を目的とした伐採)が奨励されるようになり、17年には木材自
給率が36%まで回復している。

>当事務所がお願いしている山長商店はこの動きになっています。
紀州に見学に行くと関東地方の木材の集積場の比較にならない量の木材が置いてあります。

山長商店HP

二つ目の風は、都市から山村に移住して林業を始める20~30歳代の若者の増加である。
この動きは2000年代になって「田園回帰」という言葉で注目されてきたが、11年の東日本大震災以降さらに強まっている現象である。
「東京に住みお金を持っていても、大地震になるとコンビニエンスストアに物がなくなり、生きていく術を持っていないことに気づ
いた」という若者が多い。
農山村への若者の人口環流、その中で「3K職場」と忌み嫌われた林業になぜ、現代の若者が就業しているのであろうか。
筆者はこれらの若者たちの姿を追って、日本各地の林業の現場を訪ねてみた。

③他の仕事と林業を組み合わせる若者移住者
都会から移住した若者の就業には、いくつかの業種を組み合わせた自営複合で生計を成り立たせている点に特徴がある。
林業と組み合わされる職業は、農家やアウトドアスポーツのインストラクター、飲食店経営者、写真家、華道家、木工家、出版業者
、ITを用いたサービス業者など多様な自営業である場合が多い。

例えば、カヌーのインストラクターと林業を仕事にする30歳代の女性の場合をみてみよう。
夏の休日はインストラクターとして稼げるものの、台風が来襲すると収入が激減する不安定な仕事であるという。
林業は大きな収入は見込めないものの、冬期の堅実な収入源となり、両者を組み合わせることで生活全体を安定させることができる。
樹木の伐採は時期を融通することができ、客の都合で時期が限定される仕事と合わせやすい。
林業は副業として他の自営業とマッチングしやすいのである。チェーンソーと軽トラックで薪(まき)生産から始めることができ、
初期投資が少ないことも参入を容易にしている。
また、林業が有する仕事自体に魅力を感じる若者が多かった。
間伐後に森に光が差し込む美しさ、先人の営みの上に作業し、未来へのつながりを実感できる充実感、水源の環境を守る使命感など
、都会の仕事にはない魅力があるという。薪生産から優良な建築材生産へとレベルを上げていく技術習得の奥深さに面白さを感じる
若者もいた。
>私も参加した「きらめ樹」も若い人に林業の魅力を伝えることが出来そうです。

  きらめ樹
④森林を持たずに参入可能な「自伐型林業」
移住者による自営的な小規模林業は「自伐型林業」と称されるようになり、普及のためのNPO法人が2014年に設立された。
法人の名称は、「持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会」である。
独自研修やフォーラムの開催、自治体への助言などを通じて、「自伐型林業」を日本各地に広げる活動を行なっている。

「自伐型林業」とは何か。「自伐林業」との違いが重要である。
「自伐林業」とは、かねてより森林を所有する林家が自らの所有森林で木を育て、主に家族労働力で伐採を行う林業である。
丹念な作業で世代を超えて森を育てる林業であるが、後継者全てが自家林業を継承するわけではなく、世代交代の難しさに直面して
いる。

>何の業種でも後継者の対策は重要ですね。

そうした中、登場している「自伐型林業」は、森林を所有していない都市の若者であっても、家族や仲間と自営の林業ができるとこ
ろに意味がある。
「森林を所有していない者であっても」という点が、「自伐型」のゆえんである。
自伐型林業は、自伐林家がこれまで蓄積してきた技術を継承している。
具体的に言うと以下のような特徴がある。

丹念な育林・伐倒
小規模機械による搬出
必要な分を少しずつ切っていくため、運搬用の作業道も小規模で、山への負担が少ない
狭い道幅でも壊れない道作り
少しずつ間伐を行う多間伐
通常の伐採林齢(40〜50年)の2倍以上の伐採林齢で主伐を行う長伐期施業
主伐における小面積皆伐または択伐

こうした「自伐型林業」の施業には、土砂崩壊や土砂流出を抑止する防災的な役割,森林内の植物や生物を保全する役割などがある。
政策的に推進されている短伐期の大規模林業に比べて、自伐型林業は森林に与える負荷が少なく、環境保全面で優れていると言えよう

⑤森林所有者と移住者のマッチングが鍵
「自伐型林業」が広がるか否かは、所有森林のない若者が森林所有者の信頼を得て、施業や経営を任せてもらえるかどうかにかかって
いる。

森林所有者と移住者の関係性には、さまざまなタイプがある。
立木を購入、あるいは一定価格で間伐を受託している場合もあるが、金銭を介さず両者の関係性が構築されている事例も多い。
例えば、所有者が気軽に入れる道を作ったり、山菜や薪を所有者に採ってきたりすることで、作業を任せてもらうなどである。
地方自治体の中には、域内の所有者と移住者を引き合わせる仕組みを構築する例も見られるようになっている。
自治体は「自伐型林業」支援を過疎対策(=地域政策)として位置づけている。

>自伐型林業が盛んになって来ると良いですね。

一方、国においても森林所有者から木材が安定的に供給されるための制度的な仕組みも始まろうとしている。
2018年5月に制定された森林経営管理法では、森林所有者が適切に管理できない森林は「意欲と能力のある林業経営者」へ経営権を
委譲させる制度が導入され、さらに主伐が促進されることとなった。
あくまでも林業を成長産業として捉える振興策の位置づけである。

>国の政策は補助金ですのであまり当てにならないかもしれません。

日本は近年、豪雨や地震による自然災害が多発している。
災害が多い国で行う林業を誰がどのように担うのか。今は、将来の森林の姿を左右する分岐点である。
筆者は、20世紀型の大規模林業ではなく、若者たちによる小規模な「自伐型林業」の広がりに期待している。

>私も広がりに期待します。

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建築   2019/07/13  

石川県に木製サッシを作っている工場を見に行ってきました!

こんにちはつよぽんです

高性能木製サッシを作っている森の窓株式会社の工場の見学に能登に行ってきました。

木材の乾燥から集成、加工、塗装、組み立てまで一貫生産で作っています。

使っている木材は能登ヒバをはじめ国産栗、桧、カラマツや外材の米ヒバ、米松など色々と種類が有ります。

能登ヒバの匂いが良いですね。

ただ木のあばれを防ぐため集成して使っていますが、無垢材でも出来るようです。

 

新幹線の窓から見える雪を抱いた北アルプスの山々。

金沢から車で能登半島を登っていきます。

高速道路のような道を、海の色が違いましたね!

工場です、逆光で良く見えませんが外壁は木を張っています。

こちらは倉庫です。
社長に乾燥庫の説明を聞いています。

木製サッシに使われる材木が並んでいます。

 

集成材を作るためのフィンガージョイントに加工された材木です。
窓の大きさに合わせてカットしています。
塗装の工程です。
壁には塗装の各種のサンプルがかけています。
塗装した木製サッシが置いてありました。
屋外には塗装の退行試験サンプルが掛けてありました。
レールなどを取り付けています、レールはアルミ製です。
各種アルミ製レールを在庫していました。
組み立てが終わった無塗装の製品
こちらは塗装をした製品です。
工場の中も面白いつくりでした。
出荷していた大型引き戸。
なかなかの木の取っ手ですね。
玄関ドアも作っています。
パンフレットより
この複合サッシが良いですね。
帰りの新幹線から
晩御飯はサバずし、身が厚く美味でした。

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建築   2019/07/07  

真夏にペレットストーブ講習

こんにちはつよぽんです

先月SAIKAI産業のペレットストーブのマイスター講習に参加しました。

関越道所沢インター近くのロハス倶楽部という所で行われました。

ストーブの構造や使い方の分かっているマイスターが施工をしたお客様に正しい使い方を教えるという事が必要と考え行ったようです。

使い方を間違えてた事故が起きているので全国で開催されているようです。

 

3種類のストーブを持ち込んで解体して構造を見せてくれました。
見て思うのですが自動着火装置もなく構造が単純ですね。
電気系統の配線です。

古川隊長からも教えてもらいました。

古川隊長のペレットの思い。

サムネイル

ゆらゆらした火を見ていると落ち着きますね。

気温が高い中屋外で講習だったので熱中症になってしまいました。

 

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建築   2019/07/06  

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