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目からウロコの化学物質(3)

化学物質のヒトに対する発ガン性の評価は国際的にもいろいろな機関で行われている。
こんにちはつよぽんです
天然物も含めて化学物質には発ガン性を示す物がある、化学物質のヒトに対する発ガン性の評価は国際的にもいろいろな機関で行われている。
中でももっとも有名な物はIARC(WHOの傘下の国際がん研究機関)の発ガン性の分類ではないでしょうか。


グループ1 (ヒトに対して発ガン性がある) 105
グループ2A (ヒトに対しておそらく発ガン性がある) 66
グループ2B (ヒトに対して発ガン性の可能性がある) 248
グループ3 (ヒトに対して発ガン性の分類ができない)515
グループ4 (ヒトに対しておそらく発ガン性がない) 1

グループ1となっている105物質群を見てみると、たとえば喫煙およびタバコの煙、アルコール飲料、すす(煤)、X線(レントゲン)、木のほこり、中性子、太陽光照射、ピロリ菌、中国式塩蔵品など
このグループ1は、ヒトに対して有意に発ガン性が示されていることが疫学的に証明された物を分類していて、必ずしもその発ガンリスクとは直結していない。
カビ毒のアフラトキシンのように数PPMにも満たないわずかの混入で、実験動物に肝臓癌を発生させるような強い発ガン性の物質もあれば太陽光のように日常的に浴びてもそう簡単にはがんにならないと思われる物まで多種多用である。
このガン評価には、暴露量に対する発ガン性の「強さ」や「リスクの大きさ」の概念が入ってないが、それが理解できていない場合があると坂口さんは書いています。


ウィキペディアよりIARC発ガン性リスク一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7

 

 

化学物質   2009/05/15  
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