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ホーム > スタッフブログ > 2020年10月21日

江戸時代は循環型社会の見本

こんにちはつよぽんです。
循環型の社会だったという記事です。

暗黒の時代とされた江戸時代
今でこそ「江戸学」なる言葉も使われるほど江戸は関心が持たれているが、民主化とか自由化といったことを是とする考えからすると、どうも何となく江戸時代は×印の時代だった。
そのパターンからすると、日本は明治以降に近代国家の途を歩み始め、今日の繁栄に結び付けたとすることが一般的である。
この考えでは、江戸時代は封建的で産業も発展せず、暗い世の中だったということになってしまう。
事実、明治以降の教科書は、戦前の皇国史観に基づいたものでも、戦後の民主主義教育でも、江戸時代は封建時代というレッテルが貼られたままであった。
ところが、案に相違して江戸末期から明治初期にかけて来日した多くの外国人は、江戸の仕組みを絶賛していたのである。

>私も歴史は原始時代から始まり最後は明治・昭和時代を卒業間際にさらっと流して終わりでしたね。
近代史の方が大事なのに知ってほしくない人が居るのでしょうね。
自分で近代史を学ぶと「his story」というのが良くわかります、勝った又は支配する方の都合に合わせて歴史は作られるのですね。

 

江戸時代の評価―リサイクル社会の見本
日本人のゆがんだ眼とは違い、外国人の客観的な眼で見た日本論に触発され、私は十数年前から、江戸物を読みあさってきたが、江戸を評価する眼を開かせてくれたのは、「文明の生態的史観」(梅棹忠夫)が最初である。
日本の近代化の基礎は、江戸時代までに培われた日本の民度の高さにあるという考えであり、梅原猛の国際日本研究センターにつながっている。
そして、さらに新たな江戸を見る眼を付け加えてくれたのが、「経済学を超えて」(ボールディング)であり、江戸時代を宇宙船地球号が生きる見本と位置付けた。
そして、私は当然のごとく、リサイクル社会としての江戸時代を追うことになった。
尊敬する小島慶三も江戸に着目し、「江戸の産業ルネッサンス」の中で江戸の生きる知恵を書き連ねている。
こうした人たちの中に、問題の教科書作りの中心人物西尾幹二もおり、「戦略的『鎖国』論」において鎖国の意外な合理性を主張している。
江戸時代には、今と違って7億トンもの大量の原材料を輸入することなく、日本にある自然資源を有効活用し、約3,000万人が戦争も内乱もほとんどなく平和に暮らせたのである。

>紙屑まで回収して再利用してというの驚きますね。

当時としても人口密度は世界一であり、わずかの農地で多くの人口を養える農業技術も持っていた。
渡辺善次郎は「都市と農村の間―都市近郊農業史論」において、江戸近郊の農民が野菜を大八車で売りに来た帰りに人ふん尿を載せて帰り、田畑に還元するさまを描いている。
エネルギーの面から江戸時代の賢さを教えるのは「大江戸エネルギー事情」(石川英輔)である。
かくして、江戸は欧米の都市と違いきれいな町たり得、まさに循環型社会そのものだったのだ。
もちろん、200年後の現代に汚染を残すといった子孫泣かせなことは当然皆無である。

>子孫に汚染を残さないというのはご先祖様にお礼をしないといけないですね。
それに比して原子力発電の汚染物を地中に埋めるとは子孫に汚染を残すことにならないのでしょうか?

客観的な眼で見た江戸
この江戸時代の様相を外国人が素直に観察し、多くの日記を残している。
ペリー、モース、バード、オルコックと枚挙にいとまがない。
その眼は、本国と比べる時に少々価値観の違いが表れるのはやむを得ないが、後世代の日本人がああでもないこうでもないと言い合うよりはずっとましであり、汚れていない客観性を備えている。
彼(女)等はおしなべて日本の自然の美しさのみならず、勤勉な農民により手入れの行き届いた田園風景に胸を打たれ、日本全体が庭園のようだとも称賛している。
その他、手先の器用さ、礼儀正しさ、裸や性に対するおおらかさ、子どもに対する優しさ等、だいたい今の日本や日本人にも受け継がれていることが多い。
日本人の意外な側面
そうした中で意外なのは、日本人がそれほどあくせく働かず、むしろ怠け者と断じているものも多い。
今のワーカホリックと酷評される日本人の面影がないのだ。
もう1つ、おやと思われるのは、質素な庶民の生活振りである。
相当の金持ちなり身分の高い者の家に招かれても、家具調度類は知れており、その部屋もスペースばかりが目立つと書かれている。
これまた、豪華な電化製品が所狭しと置いてあり、海外旅行にも高級ブランド物を身に付けていく現代の日本人とは大きな隔たりがある。
この2つは、足るを知り、あくせくすることなく人生を楽しむという人間性豊かな日本人であったことを物語っている。
どうやら、1世紀以上経ち、日本人は物欲が増し、いやしくなってしまったらしい。

>私も含め欲望が物欲になっているような気がします、もっと精神的に満足するようにならないといけませんね。

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その他   2020/10/21  

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