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ホーム > スタッフブログ > 2019年11月15日

原発より危ない!チタンの裏話

こんにちはつよぽんです。
福島の放射能も危険ですがそれ以上にチタンの廃棄物は危ないようです。

こんなに大量にそしてこんなに身近に放射能を発する物質が有るとは知りませんでした。

「酸化チタン」という物質をご存じだろうか。チタン鉱石を原料に生成されるもので、自動車の塗装、印刷インキ、プラスチックなどの白色顔料として使われている、ごく日常的な化学物質だ。
ところがこの酸化チタンの原料となるチタン鉱石の中には、トリウムという危険な放射性元素が含まれている。
そのため、その生成の過程で排出される汚泥は、放射能を持つ。
しかも、この「放射性産廃」は、原発から排出される廃業物より、はるかに危険な「ゴミ」なのだ。
この問題に詳しい京都大学原子炉実験所の小出裕章氏 が、警鐘を鳴らす。
「そもそも、廃棄物の総量が大きな危険を孕んでいます。酸化チタン生成の過程で、日本では年間60万tもの放射性廃棄物が、過去三十数年にわたって全国各地に投棄されました。
その量がいかに膨大かというと、過去30年間に原子力発電所が出した放射性廃棄物の総量は、200Lのドラム缶で50万本。一方、酸化チタンの汚泥は、たった1年間で300万本に達するのです」

>凄い量ですね

かつてマレーシアにおいて、大きな「公害事件」が起きた。80年代、三菱化成(当時)の傘下にあった企業の杜撰な放射性廃棄物管理
の結果、付近の村で白血病や流産・死産、胎児性の障害者など が続出。
公害訴訟が起こって現地からの撤退を余儀なくされた。この、村ひとつを壊滅させた恐るべき物質こそ、トリウムなのだ。

 

こうした処分場は、秋田県岩城町、福島県いわき市、三重県四日市市、大阪府堺市、兵庫県宝塚市、岡山県邑久町などの各地に存在する。

>存在していることを知りません。


それらは、数十haという広大な面積を占め、数十万~数百万tの膨大な汚泥が廃棄されてきた。

これらは「放射性廃棄物処分場」とはされていないため、住民は、その危険性をまったく知らされていない場合も多い。
渓流は「赤い水」で変色していた秋田県岩城町の処分場を取材した。
岩城町は、秋田市の南隣りに位置する町だ。町の西側は日本海で、夏には海水浴場も開かれる。件の処分場は、海岸からわずかlOOmほどの距離まで迫った森林の中に存在する。
処分場の広さは、約13ha。東京ドームおよそ10個分という、広大な土地である。
岩城町の町議会議員・山崎真美氏が、こう語る。
「この処分場は、当初は養鯉場という名目で、84年に当時の町長の肝入りで土地の売買が行われたんです。

ところが実際は、工場から出るチタン廃棄物の処分場ができた」
処分場には、日中、ひっきりなしに汚泥を積んだダンプが出入りする。
このチタン産廃の汚泥は、本来、輸送の際は飛散しないようにカバーをかけて運ばなければならない。
ところが、このページにある写真でも分かるように、汚泥は剥き出しのまま、ダンプに積載されているのである。

上記の写真はイメージです。
処分場の周囲には、渓流が流れている。
が、その川底や川岸は、赤く変色していた。
ちょうど処分場の裏手に当たる位置に、処分場に溜まった水を処理・排水する施設があり、そこから「赤い水」が放出されているからだ。
赤くなるのは、汚泥のなかに鉄分が含まれているからで、その鉄分は放射能を持つ疑いが強い。

>放射能とか電磁波は人間の五感に感じないので、機械で測定するしかないです。


施設の放水口付近のコンクリートは、不気味な赤茶色に染まっていた。
この処分場を管理するA社は、危険をこう否定する。
「埋め立てているのは、『鉱滓』という人工土で、これは天然の土と変わりありません。
放射能に関しても、科学技術庁、通産省、労働省、厚生省による通達にしたがっており、基準内となっています」(A社環境安全管理室長)
A社では、定期的に放射線測定もしており、その結果は、これまで何ら問題はないという。
だが、A社など企業が盾にとっている、国の「通達」自体が、そもそもデタラメだと指摘する専門家は多い。
この「通達」とは、90年に前出の4省庁によって出された『チタン鉱石問題に関する基本的対応方針』などの文書である。
これらが“お墨付き”を与えている一般人の許容年間被曝量はlmSv(ミリシーベルト。人間が被曝する場合の被曝量を表す)。だがこの「1mSv」という数値は、実はたいへん危険な意味を持つ。
福島県でチタン廃棄物の処分場建設反対運動を続ける市民団体「産廃処分場建設の白紙撤回を求める会」の田子耕一事務局長がこう語る。
「廃棄物の中で、厳重管理・規制されているものに、原子力発電所から出る放射性廃棄物があります。
ところが、原発の廃棄物は、年間被曝量0.01mSv以下にせよ、と規制されている。
つまり、チタン廃棄物は、危険とされる原発廃棄物より、被曝量が1OO倍まで許容されたまま、廃棄されているんですよ」

>同じ放射能なのに100倍も違うのはどんな理由でしょう、日本国が企業の方を向いているからでしょう。


福島では、いわき市の平上荒川地区に、関西に本社を置くB社の処分場がある。市内にはB社がすでに埋め立てを終えた土地があり、さらに、今後もう一つの処分場が、同じく市内に設置される予定だ。

>増やさないように運動してほしいですね。

子供の遊び場に産廃がゴロゴロ
さらに、90年以降、酸化チタン廃棄物問題の端緒となった、岡山県邑久町も取材した。

岡山市の東隣にある邑久町と牛窓町付近は、70年代後半から廃棄物の処分場となっていた。
90年に、ここで年換算で許容量の18倍という異常な放射線が検出され、騒然となった。

>一番影響を受ける成長期の子供のそばにこのよう物のを置いて平気なのでしょうか。


だが、当時は業者が「覆土」などの措置を行ったということで、即座に「安全宣言」がなされた。
 本誌はここに、簡易型放射線測定器を持ち込んだ。 「安全」である以上、数値は他の地域と同レベルのはずだ。
ところが、邑久町と岡山市の境界を流れる吉井川沿いの公団住宅付近で、年換算の被曝量で2.6mSv(γ線のみ計測)、つまり許容限度の2.6倍となる放射線を検出した。

>福島以上の措置を取る必要が有りますね。

本誌が放射線を検出した岡山県内の地点

マレーシアの事件で、現地に入りトリウム汚染の実態調査を行った、埼玉大学理学部 の市川定夫教授は、放射線の恐怖を、こう警告する。
「放射線は、年間の被曝量が0.25mSv増加しただけで、ガンの発生率が2倍になるといわれている。しかも、国の基準の1mSvというのは、放射線のうちのγ線のみの数値です。
しかし、放射線で最も危険なのはα線で、これはγ線の約10~200倍の危険性があるとされています。

>知らないとは恐ろしいですね。


本当に恐ろしいのは、このα線を放射する鉱石の粉末が飛散して人体内に入り、“内部被曝”してしまうことなんです」
70年代、アメリカのウラン採掘現場で働いていたネイティブ・アメリカンの人々が、放射線被曝により、白血病やガンで多数の死者を出した。
「このときも、γ線の数値が 低いから、安全だといわれていたんです。しかし、実は放射能を帯びた粉塵が呼吸などを通じて体内に入り、α線の内部被曝をしていたということが後に判明しました」(前出・市川教授)

>外部被爆より内部被爆の方が遥かに影響が有ります。


 使い終えた処分場は、やがて住宅地として造成されたり、公園、グラウンドなど公共施設になったり、なんと畑になっている場合もある。
「規制もなかった当時の、いまよりさらに高濃度だった放射性廃棄物がどう処分され、埋め立て跡地が何に使われているのか、誰も把握できない。
岡山では、グラウンドで遊ぶ子供たちの横に、明らかにチタン産廃と思われる赤土がゴロゴロしている。
これを手で触り、粉塵を吸ったりすれば、相当の内部被曝になります」

チタン産廃に含まれるトリウムの半減期は141億年。
地球が存在するかぎり消滅しない、この恐るべき物質を、このままタレ流し続けていいのか。

>誰も知らないから平気なんですね。

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その他   2019/11/15  

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