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ホーム > スタッフブログ > 2019年11月2日

「意識されず穏やかな菌」 院生発見、カビ予防の立役者

こんにちはつよぽんです。

カビ対策に効果がある菌を見つけたようです。

新聞の記事より

長崎国際大(長崎県佐世保市)の大学院生が、土壌の細菌にカビの発生やにおいを抑える効果があることを確認した。
この菌を活用した防カビ・消臭ステッカーは全国展開の生活用品店で売り出されている。
同大大学院薬学研究科の大崎千尋さん(30)は佐世保市の薬局で薬剤師として働いた後、母校に大学院ができたと知り、「学び直したい」と仕事をなげうって2016年に入学した。
これまで1万種以上の菌を分析し、数百種の有用菌を確認した指導教官の佐藤博教授(60)から勧められ、長崎市の住宅地の土壌にある菌の分析を始めた。
のちに「TM―I(アイ)―3株」と命名することになる菌を入れた容器と、入れない容器でカビの繁殖具合を調べた。
TM株を入れた容器は、繁殖しやすい温度下で7日たってもカビはほとんど増えなかった。
一方、TM株を入れない容器は同じ条件でカビが一面に広がった。
餅に生えるカビ、風呂場のカビなど生活空間のカビのほか、肺炎を引き起こす肺アスペルギルス症や夏型過敏性肺炎の原因カビでも同様の結果だった。
これを受け、バイオ技術を使った生活用品の企画・製造などを手がけるonedum(ワンダム)社(東京)が、TM株を採り入れた防カビ・消臭ステッカーを17年に発売。
同社は、佐藤教授が過去に発見したほかの有用菌との配合を変えて風呂場・リビング・冷蔵庫など用途別に商品化。東急ハンズやロフトといった有名店で扱われている。
大崎さんはその後もこの菌がどういうメカニズムでカビの繁殖を抑えるのかといった研究を2年続け、今夏に論文にまとめた。

成果は日本防菌防黴(ばい)学会の学会誌に掲載された。
TM株は、バチルス属という菌の一種で、ナットウ菌などもこれに含まれる。
ただ、遺伝子の配列がよく似た菌でも、こうした効果は見られないという。
抗菌効果を持つものとしては、バラやジャスミンなどの精油が知られている。
佐藤教授は「人によって好き嫌いもある精油と違い、この菌は存在さえも意識されずに穏やかに、長く、安全に効き目を発揮する。効果も精油以上を期待できる」と太鼓判を押す。
「学部時代と違い、初めて主体的に科学と向き合えた。
これからやっていく手応えをつかめた」と話す大崎さん。
今後は腸内細菌の研究にも挑む考えだ。
「病気の早期発見につなげられないか。患者の体に負担をかけない形がいいなと考えています」

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その他   2019/11/02  

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