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ホーム > スタッフブログ > 2019年11月24日

震度7の連続地震、耐震強度1.5倍必要 京都大解析

こんにちはつよぽんです。
地震についての記事が載っていたので紹介します。
当事務所では構造計算ソフトと連帯するwallstatというソフトを導入して解析方法を勉強しています。
このソフトは木造軸組構法住宅の建物全体の大地震時の 損傷状況や倒壊過程をシミュレートする数値解析プログラムです。

記事より
熊本地震のような2回の震度7の地震に建物が耐えるためには、現行の耐震基準より5割増の強度が必要になることが、京都大工学研究科
の竹脇出教授(建築構造学)の研究グループの解析で分かった。
1回の震度6強~7の地震に耐えることしか想定していない現基準の建物では、立て続けに震度7級の大きな揺れに襲われると倒壊の危険
性があるという。
熊本地震では、4月14日夜に続き、16日未明にも震度7を観測した。

>2回の大きな地震というのが熊本地震の特徴ですね。

14日の地震には耐えたが、16日の地震で倒壊した建物もあり、「2回の震度7」への建築物の対応が新たな課題として浮かび上がった。
竹脇教授は、地震時における建物の揺れや必要な強度を精度よく計算する手法を独自に開発しており、2回の震度7を耐えるのに必要な強
度を算出した。
建物は、1回目の地震によるダメージで一定の変形が残るために、揺れに対する抵抗力が低下する。
その上で、震度7にもう一度耐えるためには、1回耐える場合の約1・5倍の強度が求められる結果となった。
震度7の揺れを受けた建物は変形の幅が建物の全体幅と比べて小さいために、再度同クラスの揺れに耐えうるかどうかは、外観だけでは判
断できず、専門家による詳しい調査が必要になる。

>当事務所ではこれに対応す筋交い金物や制震金物を標準採用したいます。

変形のために低下した耐震性を再び確保するためには、大幅改修か建て直しが必要となる。
建物の強度は柱や壁、はり、筋交いなどの設置状況で決まる。
竹脇教授は「既存の住宅では、地震の揺れを吸収する制震ダンパーなどを設置することでも耐震性を向上させることができる。
今後、現在の耐震基準の見直しも必要になるだろう」と話している。

>また耐震基準が見直されるのですね。

取り付けしたブレースリーZ600

カタログ

下の動画の実台実験をご覧ください。

サムネイル
現場に設置したブレースリーです。

カタログ

下の動画は取り付けの様子です。

サムネイル

ホームページに載っていたソフトの説明です。

wallstatとは?
wallstatは木造軸組構法住宅を対象とする数値解析ソフトウェアです。
京都大学生存圏研究所、国土交通省国土技術政策総合研究所、国立研究開発法人建築研究所、東京大学大学院での開発者の研究成果を元に製作しております。

近年の大地震による既存木造住宅の甚大な被害により、木造住宅の耐震性能があらためて注目されるようになりました。
 研究分野においては、振動台を用いた実大実験や数値解析が数多く実施され、地震時の木造住宅の挙動に関する多くの知見が得られています。
 wallstat開発者の中川准教授はこれらの知見を活用し、木造軸組構法住宅の建物全体の大地震時の 損傷状況や倒壊過程をシミュレートする数値解析プログラムの開発を行いました。
 木造住宅の倒壊挙動を再現するには、柱の折損・部材の飛散といった連続体がバラバラになっていく現象を考慮する必要があり、 従来の解析手法では困難とされて来ましたが、個別要素法という非連続体解析法(バラバラな物体の挙動を計算する手法)を基本理論とした オリジナルの解析手法により、それが可能となりました。
解析対象の木造住宅が連続体である内は、従来の解析手法と同様に応答解析を行いますが、 建物が一部破壊し、さらに倒壊しても計算を続行することができるのが本解析手法の特徴です。

>早く使えるようになりたいです。
 数多くの解析的検討と実験との比較からプログラムの改良を行い、実大の木造住宅の振動台実験における倒壊に至るまでの挙動に対して、 精度の高い解析を行うことができるようになりました。

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建築   2019/11/24  

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