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ホーム > スタッフブログ > 2019年11月1日

妻が芳香剤や柔軟剤を乱用、原因は「体臭恐怖症」だった

こんにちはつよぽんです
香害広がっていますね、本人は良い香りと思っているのですが他の人に影響を与えているかもしれませんね。

ネットの記事より

柔軟仕上げ剤の強すぎる香りは「オンナ臭」?
(うっ、臭い。きついなぁ……)

惣一さん(仮名・51歳)は家に帰るのが憂鬱だ。
妻の淳子さん(仮名・45歳)が、依存症かと思えるほど「香り」にはまっているからだ。
まず芳香剤。玄関から始まり、トイレ、キッチン、リビング、寝室……家じゅういたるところに置かれている。
寝室ではさらに寝る前、安眠効果があるという「ラベンダー」のアロマオイルも使われる。
いい香りなのだろうが、長時間色々な臭い(匂い?)を嗅がされているせいで、なにがなんだかわからない。
トイレには金木犀の芳香剤が置かれているせいで、秋になるとそこらじゅうがトイレ臭いような気分になる。
せっかくの季節の香りが台無しだ。
洗濯物の柔軟仕上げ剤にはまいった。
淳子さんが動くたび、強烈な芳香でむせそうになる。
そばに寄られたくない。スメルハラスメントならぬ「アロマハラスメント」だ。

>アロマハラスメントとは的を得た言葉ですね。

(なんだって着衣から、あんな臭いをまき散らさなければいけないんだ。
俺は小さい頃から、香水も含めて人工的な臭いが苦手なんだ。
食欲がなくなるし、頭が痛くなる。
だいたい男で、あの柔軟剤の臭いが好きなやつっているのかな。
「オトコ臭」とか「加齢臭」とか、男の臭いを敵視しているコマーシャルがあるけど、柔軟仕上剤系の「オンナ臭」のほうがよっぽど迷惑度は高いと思うよ)

初めて使い始めた時、一緒に洗っている惣一さんの衣類にも同じ臭いがついたので抗議したら、「それなら自分で洗って」と逆ギレされ、以来、毎週末、惣一さんは独り、洗濯機を回している。
惣一さんの職場は香水禁止だ。柔軟仕上げ剤は香水ではないが、「香らせる目的で使用するのなら香水と一緒」ということで、女性も自粛している。

淳子さんの職場は大丈夫なのだろうか。
「ね、そんなに臭いをプンプンさせて、君の職場では大丈夫なの? 苦手な人だっているよね。注意されたりしないの?

以前より、臭いも増しているような気がするんだけど」恐る恐る聞いてみた。
「いい匂いなんだから、大丈夫よ。汗臭いとか、加齢臭とかさせてるよりマシでしょ」
キッと睨んで言い返す淳子さん。
「でもさ、匂いってのは、かすかに香るぐらいがいいんじゃないか。強過ぎる香りは、社会の迷惑だよ。どんなにいい匂いも、臭く感じる。

>良い匂いと臭い匂いの境界は個人差がありますね。

ちゃんとした寿司屋とかだと、香水のきつい人は入店お断りだろ。
もうちょっと周囲に気を使うべきじゃないかな」惣一さんもひるまない。
穏やかな口調ながら、これを機会に、臭くない生活環境を取り戻そうと必死だ。
「何よ、私が臭いって言うの?社会迷惑なの?どうせ私は臭いわよ。あなたに私の気持ちはわからない」

淳子さんは急に泣き出した。

「えっ、えっ、なんで泣くの? 俺、冷静に話してるだろ。ちゃんと話し合おうよ」
「違うの、違うの。私は臭いの、みんな私を臭いと思っているのよ!」
実は淳子さん、一年ほど前に職場の同僚が、「あの人臭いよね」と話しているのを偶然耳にしてしまっていた。
生まれてからそんなこと、一度も言われたことがないし、ワキガ体質でもない。
虫歯や歯周病はないし、人間ドックの異常もない。聞き間違いと思いたかったが、確かめる勇気はなかった。
改めて周囲を観察してみると、自分の近くにいる人間だけ、やけに鼻をかんだり、顔をそむけていることが多いような気がする。

あからさまではないが、何気に顔をしかめたり、鼻をつまんだりされることもあるような気がする。
隣の席に来た新入社員が、いきなり出社しなくなったのも、自分が臭いからかもしれない。
惣一さんは気づいていなかったが、いつしか淳子さんは、肌が赤くなるほど身体を洗い、デオドランド製品を多用するようにもなっていた。
病気でない人を追いつめる逆スメルハラスメント
淳子さんは、いわゆる「体臭恐怖症」(自己臭症や自臭恐怖症とも呼ばれる)を患っている可能性がある。
これは、体臭がさほど強くない・全然臭くない、特に臭いの原因になる病気があるわけでもない、にもかかわらず「自分はとても臭い」「周りの人から嫌悪感をいだかれるほどの口臭や体臭を発している」と思い悩んでしまう心の病気。
日本社会に起きている消臭・芳香ブームの陰で、体臭恐怖症は急増しているような気がする。
実際、むし歯や歯周病などの病気が口腔内にないにもかかわらず、口臭を気にして歯科医院を訪れる方が近年増えているらしい。

>清潔すぎる社会の弊害ですね。

体臭治療を専門にする医師は次のように語る。
「自分の臭いを気にする人が増えた背景には、臭いの影響力を重視する人が増えたというのがある。
従来、人に与える第一印象は、性格、能力、衣類とか、目で見えるものが重要と思われていました。
そこに体臭が加わった。体臭のあるなし、いい匂いか否かが、印象や評価を左右する、重要な要素であることがわかってきたんですね。
女性は昔から臭いに注意していましたが、男性は汗、バンカラ、男の努力の結晶、働いている証と肯定的に捉えられてきました。

しかし、昨今そうはいかなくなりました。
そこで登場した言葉が、強い体臭を発して他者に不快な思いをさせる「スメルハラスメント」や「加齢臭」。
対応策として、消臭・芳香ブームが起きている。
並行して、臭っていないのに、臭っているんじゃないかと悩む人も増えています。
うちの患者さんでも、加齢臭を心配して受診する方は多いのですが、ほとんどは臭っていません。
本当に加齢臭がしている人は、生活習慣病が潜んでいるので、そちらの治療をお勧めしていますけどね。
他人に対して、臭くないのに臭いと指摘する『逆スメルハラスメント』は残酷な問題だと思っています。

人は、臭いと批判されると、全人格を否定された気持ちになり、非常に傷つきます。

会社で臭いと指摘されて、出社できなくなったとか、人に会うのが怖くなり、外に出られなくなったという患者さんも多いですよ。

逆スメハラは、スメハラ以上に、個人のQOL(生活の質)を落としています」
東京歯科大学千葉病院の口臭外来が、3年間に同外来を受診した患者を対象に実施した調査によると、「自分は口臭がある」と自覚して受診したにもかかわらず、検査では「口臭なし」と診断された人は46.9%で半数近くもいた。
この人たちの53.7%は、「自分の口臭が社会生活や家庭生活に支障をきたす」と回答している。
ある口臭外来専門医によると、受診する患者の多くは、複数の医療機関で検査を受け、「なんでもない」と診断され、悩んだ末に、口臭専門外来にたどり着くのだという。
「悩みの深刻さを理解し、それ以上のドクターショッピングをしなくてもいいよう、精神科医や心療内科医とも連携して、治療に当たることが重要です。
単に『あなたは臭くないですよ』とか、『臭いの原因になる病気はありません』だけでは解決になりません」

臭いに限らず、身体から発するものは健康状態のバロメーターになる。
例えば尿の色は不調に気づく重要なサインだから、トイレの水に色を付けるべきではないという話はよく聞く。
体臭についても、むやみに香りで消してしまうのは問題なのではないだろうか。
恐怖症のせいではなく、原因があって体臭がきつくなっている場合には、原因を知ることが問題解決にもつながるからだ。

大切な人の健康な臭いはきつくても愛しい匂いさて、その後淳子さんはどうなったか。

「全然臭くないよ」と言っても信じない淳子さんの為に、惣一さんは市販の口臭チェッカーと体臭チェッカーを購入して、試させた。
結果、「不快な臭いはなし」。
ただ、口臭の場合、過分なストレスがかかると唾液が減り、悪臭を発することがある。
淳子さんも、職場で口臭を発している可能性は消えない。
それでも、自分の行動が極端だったと自覚し、反省した淳子さんは、室内の芳香剤を整理し、香り付きの柔軟仕上げ剤は思い切ってやめた。

未練はあったが、惣一さんへのお詫びのつもりだ。
(家族さえ平気でいてくれるなら、職場でどう思われたって構わない)そんな開き直りもあった。
惣一さんは言った。
「人は誰でも、固有の臭いがある。悪意を感じている相手なら、たとえどんなに高価な香水だって、悪臭に感じるんじゃないかな。

逆に、好きな人や大切な人の体臭は、ちょっとぐらいきつくても好ましいと思うんだ。俺は、淳子の匂い、大好きだよ」
そんなことを言われても、素直には喜べない淳子さんだったが、ある日、5歳の娘が抱き着いて来て、深呼吸すると、こう言った。

「ママの匂い大好き!」

思わずぎゅーっと抱きしめると、汗やお昼に食べたミートボールの臭いに混じって、嗅ぎ慣れた、娘独特の匂いがした。

ぜんぜん不快じゃない、愛しい匂い。

「ママもあなたの匂いが大好きよ」

つぶやきながら、心がスウっと軽くなったのを感じた。

>愛情があればよい香りになるのですね。

 あまりに臭いときは病院へ!

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化学物質   2019/11/01  

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