「人間くさいヤツ」になろうじゃありませんか!
こんにちはつよぽんです
私の尊敬する発酵学者の小泉武夫さんが元旦の新聞に出ていました。
「人間くさいヤツ」になろうじゃありませんか!
昔から、魅力や個性あふれる人を評する時に、あいつは人間の香りがするとは言わず「人間くさいる」と表現したきたでしょう。
臭いを感じないような、最大公約数的な人間ばかりじゃ、世の中は面白くない。
今こそ「くささ」を見直すべきだと言っています。
振り返れば、生活が豊かでなかった時代の方が、私たちの生活は数え切れないほどのにおいに囲まれていたように思う。
友達の家のにおい、くみ取りのにおい、駅のにおい。
それが日本文化が育ててきたにおいであり、日本人としての根っこであった。
それが、今はとりつかれたように周囲からにおいを消している。
今の時代、加齢臭に代表されるように、体臭が悪者扱いされる風潮が広がっています。
人間は本来においを持った動物なのに、体臭だけでなく、生活のにおいまで消し去ってしまっている。
嗅覚は衰えて、においで危険を感知するという生物の本能の崩壊ではないかと嘆いていらっしゃいます。
小泉流「個性的なにおい5選」は納豆、くさや、鮒寿司、チーズ、大根の古漬けだそうです。
我が家では危なそうな物は、まず私が臭いをかいで判断するようになってしまいました。
本物のにおいを嗅ぎ野生の本能を取り戻しませんか。
今朝の6時頃の日の出前です、右上には三日月が出ています