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ホーム > スタッフブログ > 2009年6月17日

目からウロコの化学物質(6)

こんにちはつよぽんです

「フグには毒のない部分がある?」
天然物だから安全ととは言えない事例として、一番理解しやすいのはフグだそうです。
フグは天然の物であるが、これを食べて死に至ることもある。
しかし、フグについては、免許を持ったフグ調理師がフグ毒(テトロドキシン)のない部分を調理した場合なら安心して食べられると思っている人が多い。
大筋では良いが、これには誤りがある。
フグには「毒のない」部分は無くて、肝臓や卵巣には毒があるが筋肉部分には毒がないと思っている人が大半だと思います。
常識的に考えると、肝臓に毒が有れば同じ血液の通ったフグの体内の筋肉部分の毒がゼロになるわけがない。
だから、筋肉部分を食べれば、必ず毒は体内に入ってくるはずであるが、その影響の出る量よりずっと少ない
量(閾値以内)であるから、食べても問題が起きないだけである。

リスクは常に連続であって、ゼロかイチかなどあり得ないものを、「フグには毒がある部分とない部分があって、
それにより食べても良い部分とダメな部分に二分される」という、誤った認識を我々は持っている。

死ぬかもしれないというリスクと美味しいというベネフット(便益)という微妙な天秤のうえの話のようですね。

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化学物質   2009/06/17  

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