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基礎2

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

新築住宅の建築も少なくなると思われます、ぜひ

木造建物が将来取替出来,出来づらい箇所は十分に考えましよう。
建築基準法は最低基準です、今の時代は建築基準法に拘わらず品確法の以上の品質で永く持たすことを考えましょう。

特に変更することを考えないと新築時のままの可能性がある場所は基礎、木造躯体、外壁の断熱材、外壁の下地材・防湿シート、外壁内部・建物全体のシロアリ消毒、
屋根下地、ルーフイング。
しかし100年の耐用年数を考えると窓や屋根・外壁の交換を考えておかないとなりません。
基礎は100年持たす仕様が提案出来ます、木造躯体は構造用合板・集成材を排除して無垢材を構造材にすると永く持たせることが出来ると思います。

スランプ検査です。
スランプ試験の方法は、まず高さ30cmの円錐台のコーンにコンクリートを詰め、コーンを鉛直に引き抜く。
コンクリートの塩分濃度などを測っています。
コンクリートの空気量の測定する機械です。

前回は強度でしたが今回は受入検査とスランプ値です。
当事務所では基礎コンクリート打設時には耐圧盤と立ち上がりの打設時に2回受け入れ検査をおこなっています。

コンクリートのスランプ値の規定を下記に示します。
スランプ値は調合管理強度に応じて変わります。

スランプ試験 JIS A 1101 
コンクリート受入検査とは、現場に届けられたコンクリートの種類および品質が、発注した条件に適合しているか専門業者に依頼して確認する検査です。 
検査項目は、納品書、スランプ値、空気量、塩化物量、圧縮強度(4週圧縮強度試験後に報告書が来ます)です。

調合管理強度33N/m㎡以上 ⇒ 21cm以下
調合管理強度33N/m㎡未満 ⇒ 18cm以下

スランプ5cm以上8㎝未満 :許容差±1.5㎝ 
スランプ8㎝以上18㎝以下 :許容差±2.5㎝

目標スランプ値は15㎝ですね


水セメント比は、耐久性に大きく影響します。
よって、建物の耐久期間年数が超長期になると水セメント比はより小さい値で規定します。
その「硬すぎず柔らかすぎない」という値は、生のコンクリートをコーンから外したときの差が15cmから18cmの間と言われています。

スランプ値とは
コンクリートのやわらかさを表す用語。 
スランプ試験はなぜ行うかというと、流動性が高すぎるコンクリートは打設したときに空洞ができたり、ジャンカと呼ばれる分離が起こりやすくなるからです。
逆に流動性が低すぎると、余剰水と呼ばれる水が残り、それが蒸発することでコンクリートが収縮しひび割れの原因になります。
そのため、硬すぎず柔らかすぎないコンクリートか見るためにもスランプ試験は必要なのです。

永く持つ仕様   2023/01/05  
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