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ウナギが無いなら「精進ウナギ」 お坊さんの遊び心料理

こんにちはつよぽんです。
私の好きなウナギの記事です。

ウナギの「代用品」という言い方は味気ないと考えていたら、精進料理に野菜を肉や魚に見立てて調理する「もどき」という文化がありました。
作るのも食べるのも楽しくて、しかもおいしい。
お坊さんの遊び心で乗り切る土用の丑(うし)の日です。

ウナギじゃないよイワシだよ 土用丑の日、夏の食欲刺激熱々ご飯にのせた姿は本物そっくり、食べるともちもち。


「精進ウナギ」の正体は大和芋と豆腐だ。
油で揚げているので食べ応えもあり、混ぜたゴボウと、黒い皮に見立てたのりが、香りと、味わいに深みを与える。
作り方を「簡単! お寺ご飯」の著書もある天台宗の僧侶・飯沼康祐(こうゆう)さんに教わった。
副住職を務める福昌寺(川崎市)では、夏の座禅会でふるまうのが恒例という。

>食べてみたいですね!

仏教の教えからさまざまに発達した精進料理だが、肉や魚の姿に似せて作る「もどき料理」は、もてなしとも結びついている。
飯沼さんは「肉や魚への煩悩かと聞かれますが、遊び心。
手間ひまをかけて、食事を大切にする気持ちのひとつと伝えています」。

ウナギの「身」は、すりおろした大和芋とゴボウを木綿豆腐と合わせ、片栗粉をつなぎに加える。
生地を軟らかめにしてふわっとした食感を出すのが飯沼さん流だ。芋を扱って手がかゆくなる人は、調理用の手袋を使うといい。
のりに塗ったら、開いたウナギの感じが出るように、表面に模様を付けていく。

飯沼さんは「手間をかけた分、出来上がりは楽しいものになります。
ざわざわとした日常の中で、心を調え、食事と向き合うきっかけになればと考えています」。

>クックパットで検索するとウナギもどきは32件もヒットしました。

ウナギかば焼き、廃棄2.7トン超 「流通実態極めて不透明」

このブログの中にもほぼウナギなど代用品の記事が有ります。

材料・2人前

大和芋100グラム、ゴボウ50グラム、水を切った木綿豆腐100グラム、片栗粉大さじ2、のり1枚、しょうゆ大さじ4、
みりん大さじ4、砂糖大さじ1、ご飯適宜、七味唐辛子、揚げ油

【作り方】

①小鍋にしょうゆ、みりん、砂糖を入れて火にかけ、軽く煮つめてたれを作る。

②大和芋とゴボウはたわしで表面をこすって水洗いし、ボウルに皮ごとおろし入れる。木綿豆腐をつぶして加え、塩少々と片栗粉を
混ぜる。

③油を170度に加熱する。

④のりを6等分に切り、たねを6分の1ずつスプーンで平らに広げる。包丁を使い、縦に1本、横にも数本の筋の模様をつける。

⑤のりの側を下にして油に入れる。表面が固まって浮いてきたら、何度か上下を返しながら全体で3分ほど火を通す。

⑥ご飯を茶わんに盛り、たれを少しかけ、たれにからめた「うなぎ」をのせる。好みで七味唐辛子を。

>作ってみませんか。

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粗食   2019/07/16  

コンクリート受け入れ品質検査

こんにちはつよぽんです
戸田市K邸耐圧盤のコンクリートを打設しました。

現場でコンクリートの品質検査をしました。
その時の動画とこのブログには検査の内容と実際の検査内容を紹介いたします。
当事務所は毎回この検査をしています。

コンクリートは、セメント・粗骨材・細骨材・水・空気を配合して作ります。
品質を確認するために打設前に検査します。

スランプ試験
打ち込むコンクリートのワーカビリティ・均質性を検査します。

ワーカビリティとは、施工のしやすさ(作業性)を意味します。コンクリートは固まる前、粘性のある流動体です(以降、生コンという)。
これを型枠に流し込んで、固めるわけですが、配筋されているので、生コンが全体に行き届くよう職人さんが作業します。
しかし、粘性が強い生コンは、全体に行き届かせるよう作業するのが難しくなります。
型枠を抜いたとき、万が一にも「コンクリートが無い部分があって鉄筋が剥き出しになった」なんて在ってはいけません。

生コンは粘性があるため、スランプコーンを引抜いた後も、円筒の形状を若干保持します。
スランプ値とは、スランプコーンの天端から、引抜いた後の生コンの天端までの距離です。
生コンの粘性が高いほど流動性が低いので、スランプ値は小さくなります。
現在、スランプ値の標準は18cm以下とされています。

コンクリートの空気量
空気は、コンクリートの強度などに直接影響しませんが、作業性の良さ・凍結融解の対策として有効です。
例えば、コンクリートの作業性は、流動性が影響しています。
コンクリートの流動性は、空気量を増やすと高まります。
寒い時期は、コンクリート内の水分が凍結、融解を繰り返します。
このとき、微細な空気がクッションの役割をはたし、凍結融解時の圧力を低減します。
凍結融解の対策として、通常時より空気量を増やします。

空気量の許容値は下記です(※ただし、普通コンクリートの場合)。
普通コンクリート ⇒ 4.5%また、空気量の許容差は下記です。
許容差 1.5%つまり、空気量は3.0~6.0%の範囲に納まればよいです。
コンクリートの種類で、上記の許容値は変わります。

AE剤、AE減水剤によって、コンクリートの中に多くの独立した微細な空気泡を連行すると、連行空気泡はコンクリートの中
であたかもボールベアリングのような作用をするので、コンクリートのワーカビリティーが改善され、所要のコンシステン
シーを得るための単位水量を減少させることができる。
また、連行空気泡が適当量存在すると、自由水の凍結による大きな膨張圧を緩和する働きをするとともに、また、自由水の
移動を可能にするため、凍結融解の繰り返し作用に対する抵抗性が著しく増大する。また、AE減水剤を使用すると、水密性
の改善や中性化速度が小さくなるなどの効果がある。

コンクリートの塩化物含有量
コンクリート中にある程度以上の塩化物が含まれていると、コンクリート中の鉄筋がさびやすくなる。

また、塩化物が塩化ナトリウム(NaCl)であると、アルカリ骨材反応を助長する要因ともなる。
これまでコンクリート中に含まれる塩化物含有量については、その塩化物が持ち込まれる主な原因となる海砂の中の塩分含有量についてのみ規定されていた。しかし、塩化物については、海砂以外の練り混ぜ水や混和材など他の使用材料からも導入されるため、コンクリートの耐久性向上の要求に沿って生コンの塩化物含有量はコンクリート中に含まれる塩化物総量で規定されている。
塩化物総量の限度については、原則として、0.30kg/m³を規制値とし、購入者の承認がある場合には0.60kg/m³まで許容されることとしている。

この値は、細骨材以外の材料からもたらされる塩素イオン量を0.10kg/m³としたとき、従来の細骨材の塩分(NaCl)の規定0.04%と0.1%にそれぞれ対応したものである。
この塩化物総量については、生コン工場で測定したり、工事現場で施工者が測定したりする必要から、精度が確認された簡便な測定器で測定できることになっている。

コンクリート強度
生コンで強度といえば、圧縮強度を指すといってもよい。
コンクリートの強度にはそのほか、引張り強度、曲げ強度、せん断強度、疲労強度そして鉄筋との付着強度などがある。
コンクリートがこれだけ多く使用される理由に、この圧縮強度が大きいことが挙げられる。
したがって、生コンの取り引きは、この圧縮強度を基準として行うことになる(舗装コンクリートでは曲げ強度が基準)。
生コンのJISでは、指定のない場合は28日材齢の強度を基本としており(指定のある場合は購入者の指定した日数)、荷卸し地点で
採取した試験体を20±2℃の水中で養生したものとなっている。
この水中で養生するということがコンクリートにとって非常に大切なことで、コンクリートが硬化して十分な強度を発現するためにはセメントと水が十分に接触できる状態が必要である。

検査内容をボードに数値を入れて写真を撮り終了です。

コンクリートの品質に問題はありませんでした。

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建築   2019/07/15  

最初の蒲焼きはみそ味

こんにちはつよぽんです
私の好きな食べ物のウナギに関する記事が有りました。

2019年の土用の丑の
1月28日、4月22日、5月4日、7月27日、10月31日だそうです。

土用の丑 (うし) の日にウナギ(鰻)を食ベるのは、江戸の博物学者 ・ 平賀源内が、売れない蒲 (かば) 焼き屋のために丑の日には鰻が良いとの看板を書いてあげたからだ、というのが通説である。

三千キロ旅する

世界には18種類のウナギがいるが、二ホンウナギ、ヨーロッパウナギ、 アメリカウナギが代表種である。
近年、 ウナギの産卵場が日本から三千キロも遠く離れたグアム島付近にあることが分かってきた。
そこで生まれた子どもたちは黒潮に乗って日本近海に運ばれシラスウナギとなり川を上る。 
その後、5年から10年の間、川や沼で生活した後、産卵のため再び海に下り生まれ故郷ヘと旅立つのである。

ウナギは万葉集では 「武奈伎 (ムナキ)」と書かれていた。

名前の由来には諸説あるが胸鱚 (むなびれ)の前腹部が黄色なので「胸黄 (むなき)」 からきたとされる。
万葉集には 「石麻呂に吾もの申す、夏やせによしと云うものぞ、 むなぎ取りめせ」 夏やせに良いからウナギをとって食ベなさい) との大伴家持の歌が載っている。

ウナギは昔から 「精のつくもの」として評価が高く、「うなぎつなぎ」模様の布のふんどしをすると精力減退の人も元気になるとの滑稽話 (「小紋雅話」 山東京伝1790) も残されている。

>うなぎつなぎ模様が元気にするとは初めて聞きました。

ウナギといえば蒲焼きだが、 歴史の上で初めて登場したのは、 京都吉田神社の神宮家の記録 「鈴鹿家記」(1399) だ。
その当時の蒲焼きはぶつ切りのウナギを串に刺して焼き、味付けは味噌(みそ)か酢であった。

>ぶつ切りだったのですね。

ウナギを裂いて開き、濃厚なタレを付け炭火で焼く調理法は元禄年間に登場した日本独特の食文化で、ウナギのこの上ない食感とうま味を引き出している。

「串打ち3年、裂き8年、焼きは 一 生」 といわれるように、蒲焼きは和包丁、備長炭、 醤油 (しょうゆ)、味酎(みりん)、 そして匠 (たくみ) の技がうみ出す日本の職人芸術である。

 

>江戸は幕府のおひざ元、切腹をイメージさせる腹開きは武士たちに嫌われた、だから背開きなんだよという説をよく聞きます。

「なるほど~」という気もしますが、冷静に考えると他の魚は腹開きです、うなぎだけ背開きっていうのも変な話です。

これは製法の違いで関東では白焼きした鰻を蒸すのですが、蒸すと余分な油が抜けるのと同時に、身も大変柔らかくなり、身の厚い背側の部分に串を打たないと、身が柔らかすぎて串のところから割れてしうからだそうです。

江戸つ子の味

ウナギの蒲焼きは、鮨(すし)、 天婦蕾 (てんぷら)、蕎麦 (そば) と並んで江戸っ子に最も愛された外食のひとつであった。

はじめは浅草川・深川(隅田川河囗) 付近でとれたものを 「江戸前」として食ベ ていたが、需要に追いっかなくなると「旅うなぎ」と称する江戸の外からのウナギが供給された。

>旅ウナギとは傑作な言い方ですね、現代ではほぼ外国産の「旅ウナギ」でしょうか。


この一大供給地となったのが利根川や霞ケ浦(茨城県)であった。 
ウナギは川船で盛んに江戸に運び込まれたが、同様に、銚子(千葉県)から運ばれた醤油と結びつき蒲焼きの文化が江戸に広まった。
利根川'・霞ケ浦流域には醤油屋、鰻料理屋が数多くあり、また、 庶民が普通に天然ウナギを採捕して料理する蒲焼きの文化があった。

今では利根川に巨大な河囗堰(ぜき)が造られウナギは川に上れない。 
激減したウナギの再生のためには、かつての生息地にまずはウナギを遡上 (そじょう) させてあげることが大切である。

>ウナギが少なくなった原因の一つでしょうか。

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粗食   2019/07/14  

森林再生への挑戦:「自伐型林業」という新しい風

こんにちはつよぽんです
ネットに森林に関する記事がありました。


①輸入材急増で荒廃した日本の森林
日本は国土の約7割が森林である。
「緑の列島」とも称され、人々は古来より森をエネルギーや建築資材、生活物資の供給源として利用してきた。
日本人なら誰でも知っている民話「桃太郎」が「おじいさんは山に柴刈りに」で始まるように、山の草は農業にとって不可欠だった。
農地に草を鋤(すき)込み、田畑の地力が維持されていたのである。
森林資源の過剰な利用がかつては日本の森林問題の中心であった。

こうした状況は1960年代から大きく変化した。
化学肥料の普及と原油輸入によって草や薪炭の利用が激減し、日本人の日常生活から森が遠のいてしまった。
建築資材や製紙用チップといった産業用材も、経済成長と貿易自由化に伴って海外から大量に輸入されるようになった。
55年に96%だった日本の木材自給率は、70年に50%を割り込み、2002年には最低の18.8%まで低下した。
日本国内で利用する木材の8割以上が輸入されるようになったのである。

>豊富な国産材が有るのに安い外材を使っていたのですね。


日本の森林の約4割は、建築に利用されることを目的に植林された人工林だ。
その多くが戦後の1950年代以降に植えられたものである。
夏の暑さが厳しく雨が多いアジアモンスーン気候の日本では、人工林の育成には、下草刈りやツル植物の除去、間伐などの施業が不
可欠である。
しかし、森林資源が利用されなくなるにつれ、施業が実施されない森林が増加。
森の中が暗くなり、下層植生が育たず、土壌の流出や生物多様性の低下など森林環境の悪化も指摘されている。
つまり、日本では森林資源の過剰利用から過少利用へと問題点が移り、資源の持続的な利用が大きな課題となっているのである。

>森林の健全性を保つためにも森林の手入れが必要ですね。

資源の過少利用は就業人口を激減させ、働き手の高齢化を招いた。
林業は若者にとって魅力のない産業となり、「危険、きたない、きつい」の頭文字をとって「3K職場」の代名詞とも言われるように
なった。
林業の衰退は山村における人口減少の一因ともなり、多くの若者が大都市部へ職を求めて移動していった。

>都会に出ていくときに木を切ったままにして出ていくのではげ山が多くなる。

森林所有者も高齢化に伴って自らの森林に立ち入らなくなり、所有権の境界が不明になって私有林が登記されないという事態も各地
で見られるようになった。

②林業復活の新しい風
ところが最近、林業に新たな二つの風が吹き始めている。
一つは、大規模木材加工工場の原料基盤が国産材にシフトし、バイオマス発電所の稼働も相まって木材生産量が増加していることで
ある。
海外からの丸太価格上昇や円安、一方で、戦後に植林した国内の人工林が利用時期を迎えていることも国内生産活性化の背景にある。
大規模な木材需要が生まれたことで、安定的な木材供給が求められ、それに応えるような施策が展開されるようになった。
高性能な林業機械を用いた生産性の向上や、流通合理化といった大規模な生産・流通を促進する政策である。
これまで間伐支援が中心だったが、2014年に主伐(木材としての利用を目的とした伐採)が奨励されるようになり、17年には木材自
給率が36%まで回復している。

>当事務所がお願いしている山長商店はこの動きになっています。
紀州に見学に行くと関東地方の木材の集積場の比較にならない量の木材が置いてあります。

山長商店HP

二つ目の風は、都市から山村に移住して林業を始める20~30歳代の若者の増加である。
この動きは2000年代になって「田園回帰」という言葉で注目されてきたが、11年の東日本大震災以降さらに強まっている現象である。
「東京に住みお金を持っていても、大地震になるとコンビニエンスストアに物がなくなり、生きていく術を持っていないことに気づ
いた」という若者が多い。
農山村への若者の人口環流、その中で「3K職場」と忌み嫌われた林業になぜ、現代の若者が就業しているのであろうか。
筆者はこれらの若者たちの姿を追って、日本各地の林業の現場を訪ねてみた。

③他の仕事と林業を組み合わせる若者移住者
都会から移住した若者の就業には、いくつかの業種を組み合わせた自営複合で生計を成り立たせている点に特徴がある。
林業と組み合わされる職業は、農家やアウトドアスポーツのインストラクター、飲食店経営者、写真家、華道家、木工家、出版業者
、ITを用いたサービス業者など多様な自営業である場合が多い。

例えば、カヌーのインストラクターと林業を仕事にする30歳代の女性の場合をみてみよう。
夏の休日はインストラクターとして稼げるものの、台風が来襲すると収入が激減する不安定な仕事であるという。
林業は大きな収入は見込めないものの、冬期の堅実な収入源となり、両者を組み合わせることで生活全体を安定させることができる。
樹木の伐採は時期を融通することができ、客の都合で時期が限定される仕事と合わせやすい。
林業は副業として他の自営業とマッチングしやすいのである。チェーンソーと軽トラックで薪(まき)生産から始めることができ、
初期投資が少ないことも参入を容易にしている。
また、林業が有する仕事自体に魅力を感じる若者が多かった。
間伐後に森に光が差し込む美しさ、先人の営みの上に作業し、未来へのつながりを実感できる充実感、水源の環境を守る使命感など
、都会の仕事にはない魅力があるという。薪生産から優良な建築材生産へとレベルを上げていく技術習得の奥深さに面白さを感じる
若者もいた。
>私も参加した「きらめ樹」も若い人に林業の魅力を伝えることが出来そうです。

  きらめ樹
④森林を持たずに参入可能な「自伐型林業」
移住者による自営的な小規模林業は「自伐型林業」と称されるようになり、普及のためのNPO法人が2014年に設立された。
法人の名称は、「持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会」である。
独自研修やフォーラムの開催、自治体への助言などを通じて、「自伐型林業」を日本各地に広げる活動を行なっている。

「自伐型林業」とは何か。「自伐林業」との違いが重要である。
「自伐林業」とは、かねてより森林を所有する林家が自らの所有森林で木を育て、主に家族労働力で伐採を行う林業である。
丹念な作業で世代を超えて森を育てる林業であるが、後継者全てが自家林業を継承するわけではなく、世代交代の難しさに直面して
いる。

>何の業種でも後継者の対策は重要ですね。

そうした中、登場している「自伐型林業」は、森林を所有していない都市の若者であっても、家族や仲間と自営の林業ができるとこ
ろに意味がある。
「森林を所有していない者であっても」という点が、「自伐型」のゆえんである。
自伐型林業は、自伐林家がこれまで蓄積してきた技術を継承している。
具体的に言うと以下のような特徴がある。

丹念な育林・伐倒
小規模機械による搬出
必要な分を少しずつ切っていくため、運搬用の作業道も小規模で、山への負担が少ない
狭い道幅でも壊れない道作り
少しずつ間伐を行う多間伐
通常の伐採林齢(40〜50年)の2倍以上の伐採林齢で主伐を行う長伐期施業
主伐における小面積皆伐または択伐

こうした「自伐型林業」の施業には、土砂崩壊や土砂流出を抑止する防災的な役割,森林内の植物や生物を保全する役割などがある。
政策的に推進されている短伐期の大規模林業に比べて、自伐型林業は森林に与える負荷が少なく、環境保全面で優れていると言えよう

⑤森林所有者と移住者のマッチングが鍵
「自伐型林業」が広がるか否かは、所有森林のない若者が森林所有者の信頼を得て、施業や経営を任せてもらえるかどうかにかかって
いる。

森林所有者と移住者の関係性には、さまざまなタイプがある。
立木を購入、あるいは一定価格で間伐を受託している場合もあるが、金銭を介さず両者の関係性が構築されている事例も多い。
例えば、所有者が気軽に入れる道を作ったり、山菜や薪を所有者に採ってきたりすることで、作業を任せてもらうなどである。
地方自治体の中には、域内の所有者と移住者を引き合わせる仕組みを構築する例も見られるようになっている。
自治体は「自伐型林業」支援を過疎対策(=地域政策)として位置づけている。

>自伐型林業が盛んになって来ると良いですね。

一方、国においても森林所有者から木材が安定的に供給されるための制度的な仕組みも始まろうとしている。
2018年5月に制定された森林経営管理法では、森林所有者が適切に管理できない森林は「意欲と能力のある林業経営者」へ経営権を
委譲させる制度が導入され、さらに主伐が促進されることとなった。
あくまでも林業を成長産業として捉える振興策の位置づけである。

>国の政策は補助金ですのであまり当てにならないかもしれません。

日本は近年、豪雨や地震による自然災害が多発している。
災害が多い国で行う林業を誰がどのように担うのか。今は、将来の森林の姿を左右する分岐点である。
筆者は、20世紀型の大規模林業ではなく、若者たちによる小規模な「自伐型林業」の広がりに期待している。

>私も広がりに期待します。

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建築   2019/07/13  

スマホなどの電磁波が人体に及ぼしうる悪影響とその対策

スマホなどの電磁波がヒトの健康に及ぼす生物学的な影響について、新しい研究成果を踏まえながら世界的に議論が行われています。
例えば学術雑誌「Environmental Pollution」に2018年7月に発表されたBelpomme氏らの論文では、電磁波が人体に及ぼす健康上の悪
影響についての警告が発せられています。

電磁波の種類

電磁波とは、電磁場の振動が真空中または物質中を伝播する現象です。周波数または波長によって様々な種類に分類されています。
上図では波長の短い方から、ガンマ線・エックス線・紫外線・可視光線・赤外線・電波としています。一般に波長が短いほど光子の
エネルギーは強くなります。

こんにちはつよぽんです

スマホの電磁波の人えの影響と対策の話です。

るいネットよりの転載です。

電磁波の人体への影響

エネルギーの強いガンマ線・エックス線・紫外線の一部は電離作用を持っており電離放射線に分類され、DNAの損傷や、がんなどを引
き起こすことが知られています。
一方、電離作用を持つほど強くはない電磁波は非電離放射線と呼ばれています。
そのうち周波数が3T(テラ)Hz以下の電磁波は「電波」と呼ばれ、無線通信など様々な用途で利用されています。

十分な強度を持つ電波が人体に当たると、その一部が吸収されて組織が加熱され体温が上昇します。

>携帯をそのまま使うと頭の中心が加熱されるようです。


これが電磁波の熱作用です。電子レンジが物を温めるのと基本的には同じ原理です。
熱作用が人体に悪影響を及ぼしうることについてはすでに科学的なコンセンサスが得られています。
そのためWHO(世界保健機関)や各国政府は熱作用の悪影響ができるだけ人体に及ばないような強度に電磁波を規制するガイドライン
を設定しています。

一方、コンセンサスが得られておらず近年議論が沸騰しているように見えるのは、電磁波の非熱作用です。
電磁波の非熱作用とは、熱作用を持つほど強くはない強度の電磁波が人体に及ぼす作用のことです。
以下で示すように、熱作用を持たない弱い電磁波が人体に悪影響をもたらすことを示す論文・データも少なくありません。

>何といっても携帯の電磁波はごく最近のことなので分からい方が多いですね。

人々が電磁波にさらされる機会は劇的に増加しつつある

かつては一般人がさらされるのはテレビやラジオの電波だけでした。
しかし今では、携帯電話の数は世界の人口と同じくらいになっており、世界中の人が高周波電磁波にさらされています。
いたるところに携帯基地局が存在しています。


先進国では、より高い周波数を用いる5G(第5世代移動通信システム)運用のために狭い間隔に多数の小型基地局を設置しようとする
動きが加速しています。

>5Gは安全なのでしょうか。


また、WiFiやスマートメーター、自動運転車なども電磁波の発信源です。

WHOの一機関であるIARC(国際がん研究機関)は、2011年に無線周波電磁界(周波数:30KHz~300GHz)を発がん性評価で2B “発がん
性があるかもしれない” に分類しました。
より根拠の強い2Aや1に分類されなかった主な理由の一つは、電磁波ばく露によってがんが生じるという明白な動物実験のデータが不足していたことでした。
しかし次に示すように、権威ある研究機関により近年行われた大規模な動物実験では、電磁波ばく露と発がんの間に明白な関係が認められています。

・アメリカのNPT(国家毒性プログラム、米国保健福祉省を中心として発がん性評価などを行うプログラム)の実験(ファクトシートはこちら)

⇒携帯電話からの電磁波に過度にさらされることは、オスのラットにおいて心臓の腫瘍と明白に関連していることが示される

⇒オスのラットにおいて脳の腫瘍との関連も示される

※本実験では動物への電磁波の曝露レベルは強く、また曝露期間は長く、全身が曝されるなど、人間がスマートフォンの使用で電磁波
に曝される環境とは違う点もあります。

・イタリアのラマツィーニ研究所による実験(Falcioni et al., 2018**)

⇒上記NTPの実験と同様、携帯電話基地局から発せられる電磁波により、オスのラットで脳や心臓の腫瘍が増加することが示される

今すぐ簡単にできる、スマホからの電磁波ばく露を減らす方法(対策)

以下は、米国カリフォルニア州公衆衛生局が2017年12月に公表した電磁波対策の概要を大まかに翻訳したものです。

・携帯電話(スマホなど)をできるだけ身体から離しておく。(少し距離を離すだけで、電磁波ばく露量は大きく減らせる)

・通話時に電話を頭部近くで保持しないようにする。通話時にはスピーカーまたはヘッドセットを使うようにする。(有線/無線のヘッドセットが発する電磁波は携帯電話と比べてずっと少ない)

・通話の代わりにできるだけメッセージ送信機能を使う。

・音楽や動画のストリーミング中や大きなファイルのダウンロード・送信中には携帯電話を身体や頭から遠ざけておく。

・スマホはカバンやハンドバッグなどに入れて携帯する。ベルト、ブラジャーやポケットなどに入れて持ち運ばないようにする。
(携帯電話は使用していない時でも電磁波を発している。電源を切るか機内モードにすれば電磁波は出ない。)

・携帯電話が強い電磁波を出しているときにはできるだけ使わないようにする。

例1:アンテナが1,2本しか表示されていない時(シグナルが弱いときは携帯基地局に接続しようとして強い電波を発する)

例2:高速で移動している車・バス・電車などの中にいる時(次々に切り替わる基地局との接続を維持しようとして強い電波を発す
る)

例3:音楽や動画のストリーミング中や大きなファイルのダウンロード・送信時(動画や音楽については、先にダウンロードを済ま
せた後で機内モードに切り替えてから視聴するようにする)

>出来る処から対策をしましょう。

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電磁波過敏症   2019/07/10  

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