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軒の出寸法と軒天井

こんにちはつよぽんです
永く持つ仕様 軒の出です。

日本の高温多湿の気候を考えると屋根の軒先の長さは出ている方が良いですね。
軒の出が出ていないと建物とか軒ゼロの建物を見ると雨漏りや外壁の劣化を防げるのかと思います。
デザイン的には軒がない方が素晴らしいかもしれませんがデザインだけで日本の気候風土を考えてない建物は短命かもしれませんね。

軒の出があることで外壁の劣化を防ぐことができます。
外壁は紫外線や雨風などの影響により劣化しやすいですが、軒の出があることで外壁のメンテナンスを少なくできます。
また軒の出の寸法は季節や方角によりますが、夏は太陽光が部屋に多く入ってくるので室温の温度上昇にになりエアコンの効きが悪くなります。
逆に冬は太陽光を室内に入り暖かい室内に出来る可能性があります。
軒の出を出すことは軒裏の仕上げも永く持つ仕様にする必要があります。
一般的には珪酸カルシュウム板を貼り塗装をします。
塗装仕上げにすると塗装の耐用年数が約10年から15年です、外壁の耐用年数が約30年なのに軒裏の塗装の為に足場をかけるのが良いのでしょうか。
窯業系のサイデイングであれば約10年で外壁の塗装をしますの軒裏の塗装をするのは出来ますね。
しかし、永く持つ仕様では外壁をそとん壁や、漆喰、ガルバリュウム鋼板にすると耐用年数が約30年あります。
そこで軒裏の仕上げは野地板30ミリ表しで仕上げると30年後外壁と同時期に手入れができると思います。
素地の木が気になるようでしたらウッドロングエコで塗装するのをお勧めいたします。
野地板は木材なので防火的にどうかは告示などが出ています。
実際に戸田では準防火地域で建物が完成しています。
軒先は綺麗な杉材で30ミリの無垢材です。
野地板は合板ではなく杉の30ミリです。

語句の解説

軒天井
軒天は、外壁から外側に張り出している屋根の部分の裏側、下から屋根を見上げたときに見える、多くは白い塗装で仕上げられた部分です。
野地板
屋根材の下地材のことです。
垂木の上に野地板を貼り、その上にルーフングを敷いてから瓦やガルバリュウム鋼板などを葺きます。
耐用年数は通気性が高いバラ板では約40年だそうです。
ルーフイング
一般的なアスファルトルーフングで約10年
透湿ルーフングで約50年とありますが当事務所で推奨しているルーフラミテクトはメーカーの耐久性は30年と書いています。

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永く持つ仕様   2023/01/25  

いぬのおまつりinレイクタウン

2022年11月5日・6日越谷レイクタウンでおこなわれた「いぬのおまつり」
に参加しました。
初めて参加したのですがわんちゃんの足形を漆喰につけてタイルで飾る工作をしました。
大勢の方に来ていただいたので初日も二日目も半日で資材無くなりました。
本当は漆喰の良さを伝えたかったのですが。
初日には「ある犬のおはなし」の作者のkaiseiさんにも手伝っていただきました。
この本を読んで下さい。
サムネイル

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愛犬家住宅   2023/01/23  

基礎2

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

新築住宅の建築も少なくなると思われます、ぜひ

木造建物が将来取替出来,出来づらい箇所は十分に考えましよう。
建築基準法は最低基準です、今の時代は建築基準法に拘わらず品確法の以上の品質で永く持たすことを考えましょう。

特に変更することを考えないと新築時のままの可能性がある場所は基礎、木造躯体、外壁の断熱材、外壁の下地材・防湿シート、外壁内部・建物全体のシロアリ消毒、
屋根下地、ルーフイング。
しかし100年の耐用年数を考えると窓や屋根・外壁の交換を考えておかないとなりません。
基礎は100年持たす仕様が提案出来ます、木造躯体は構造用合板・集成材を排除して無垢材を構造材にすると永く持たせることが出来ると思います。

スランプ検査です。
スランプ試験の方法は、まず高さ30cmの円錐台のコーンにコンクリートを詰め、コーンを鉛直に引き抜く。
コンクリートの塩分濃度などを測っています。
コンクリートの空気量の測定する機械です。

前回は強度でしたが今回は受入検査とスランプ値です。
当事務所では基礎コンクリート打設時には耐圧盤と立ち上がりの打設時に2回受け入れ検査をおこなっています。

コンクリートのスランプ値の規定を下記に示します。
スランプ値は調合管理強度に応じて変わります。

スランプ試験 JIS A 1101 
コンクリート受入検査とは、現場に届けられたコンクリートの種類および品質が、発注した条件に適合しているか専門業者に依頼して確認する検査です。 
検査項目は、納品書、スランプ値、空気量、塩化物量、圧縮強度(4週圧縮強度試験後に報告書が来ます)です。

調合管理強度33N/m㎡以上 ⇒ 21cm以下
調合管理強度33N/m㎡未満 ⇒ 18cm以下

スランプ5cm以上8㎝未満 :許容差±1.5㎝ 
スランプ8㎝以上18㎝以下 :許容差±2.5㎝

目標スランプ値は15㎝ですね


水セメント比は、耐久性に大きく影響します。
よって、建物の耐久期間年数が超長期になると水セメント比はより小さい値で規定します。
その「硬すぎず柔らかすぎない」という値は、生のコンクリートをコーンから外したときの差が15cmから18cmの間と言われています。

スランプ値とは
コンクリートのやわらかさを表す用語。 
スランプ試験はなぜ行うかというと、流動性が高すぎるコンクリートは打設したときに空洞ができたり、ジャンカと呼ばれる分離が起こりやすくなるからです。
逆に流動性が低すぎると、余剰水と呼ばれる水が残り、それが蒸発することでコンクリートが収縮しひび割れの原因になります。
そのため、硬すぎず柔らかすぎないコンクリートか見るためにもスランプ試験は必要なのです。

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永く持つ仕様   2023/01/05  

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