稼働する原発がゼロになるなか、電力各社はこれまで販売に力を入れてきた「オール電化住宅」の対応に悩んでいる。
こんにちはつよぽんです
当事務所は夜間電力が安いのは原子力発電が出力を一定にしなければならないためというのは以前から分かっていたので オール電化の建物は積極的に進めてはいませんでした。
それにIHヒーターが健康に良くないと思っていますので。
先日の新聞の記事から。
稼働する原発がゼロになるなか、電力各社はこれまで販売に力を入れてきた「オール電化住宅」の対応に悩んでいる。
電力をより多く使ってもらおうと普及を進めたのに、この夏は節電を求めなければならないからだ。
各社は昨夏から販促活動をひかえているが、すでに全国の1割弱の世帯が導入している。
朝日新聞が全国10電力に取材したところ、オール電化住宅は2012年3月末で485万戸だった。
全世帯(10年の国勢調査)の9.3%に上る。電力会社別にみると、北陸のほか、暖房需要が比較的少ない西日本で普及率が高い。
オール電化は、ガスを使う家庭と比べて、どれぐらい電力を余分に使うのか。
電力各社のモデルケースは、熱効率のいいヒートポンプ給湯器を使った場合で年2500キロワット時程度、普及している電気給湯器で年6千キロワット時程度としている。
全国で計算すると年約120億~290億キロワット時になる。中型原発(90万キロワット級)の年平均発電量にすると、2~4基分に匹敵する。
>余分に使うのが原発2~4基分に匹敵するとは大きいですね。
非電化工房の藤村さんが言うのには、テレビの年間消費量から言うと原発10基分だそうです。
それなら昼間テレビの放送を止める方が良いのではないかと思いますね。
電気ポットは原発3基分を使っているそうです。
事務所は瞬間湯沸ポットに変えました。
オール電化の給湯器は、主に深夜電力を使うように設定されているため、昼のピーク時への影響は小さい。
余りがちな夜の電気を売り上げ増に結びつけられるのが電力会社の利点だ。特に24時間の連続運転で安定して電力をつくる原発との相性がよかった。
各社は00年ごろから売り込みに力を入れ始めた。裸火を使わないため、お年寄りにも扱いやすいという安心感が武器だ。
さらに夜間電力を安くする料金プランなどを用意して促した。九州電力では、夜間は半額以下に割り引いている。
ただ、割安感は薄れる可能性がある。東京電力は6月から、昼の電力使用を抑えるために、夜間を安くする「時間帯別料金」を全ての家庭が選べるようにする。
オール電化で引き上げられた電力需要をまかなう火力発電の燃料費も、電力会社の首を絞めている。
「今さらやめるわけにもいかず、我慢するしかない」(九電広報)という状態だそうです。
〈オール電化住宅〉お風呂の給湯や冷暖房、調理など家庭の熱源をすべて電気にしている住宅用給湯器と調理器を電化していれば「オール電化」と呼ぶ電力会社もある。
夜間の電気料金単価を通常の半額以下にしたり、基本料金を含めて割引したりするサービスで、戸建てや新築マンションでもシェアを伸ばしてきた。