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ホーム > スタッフブログ > 2020年12月6日

善玉・悪玉・日和見菌という 考え方は古い

こんにちはつよぽんです。
人体の菌の話しです。
人体には、自身の細胞数(約60兆個)の約10倍にあたる細胞数の細菌がすみついており、主人であるヒトの心身の状態をコントロールしている――。
細菌が作る内なる生態系「マイクロバイオーム」(ヒトの体に共生する微生物(細菌・真菌・ウイルスなど)の総体)のことですが、人体の作ることができない有益な物質を生み出したり、過剰な免疫反応を抑えたりしていることがわかってきたそうです。

■第三の臓器
口から肛門までは1本の管でつながっています。
その中には口腔フローラをはじめ、小腸、大腸からなる腸管には、約1000種類の細菌がいるといわれています。
私たちの細胞は、およそ40~60兆個あるといわれていますが、実は腸管壁に常在する細菌の数は120兆個。
その数は細胞の2倍以上です。これら腸内細菌叢の重さはなんと1㎏にも。
腸内細菌は腸壁内で集団生活のように集まっているのでその様子が花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれ、消化だけではなく様々な多彩な役割を果たしていることが徐々に解明されてきたため「第三の臓器」と呼ばれています。
現在では年間1万本をこえる腸内フローラに関する医学論文ですが、それは新しい検査機器の発達によりあらゆる菌とその数をメタゲノム解析することが可能になったからです。
それにより腸内細菌は病原体の侵入、定着の阻止、食物繊維の消化、ビタミン類の生成、短鎖脂肪酸の産生、腸管免疫系の制御、ドーパミンやセロトニンの合成などの役割を担っていることがわかってきました。
その第三の臓器は食事などの生活習慣などで、自ら変えることが可能です。

>人体の細胞より腸のほうが多くいるのですね。

■そのカギは腸内細菌のバランスと多様性
自分にとってよい腸内細菌バランスとは何か。それは人それぞれ異なります。
お腹を整える代名詞乳酸菌やビフィズス菌でさえ、ある人にとっては善玉になっても、ある人にとっては悪玉にもなるのです。
さらにいえば、日本人には欧米型の乳製品ベースの発酵食品よりも、日本人の遺伝子に組み込まれた日本食という生活に沿った殺菌されていない自然発酵の食べ物、味噌やしょうゆなどが一番適しているといわれています。
腸内細菌の多様性を保つには、これら発酵食品を定期的に摂取することが必要なのです。

>昔の日本の発酵食品は腸内細菌に適していたのでしょうね。

■善も悪もなかった腸内細菌
これまで腸内細菌といえば、善玉・悪玉・日和見菌の3つに分けられていました。善玉菌を増やすには・・・というコピーの商品もたくさんありますね。
しかし、最新の研究では悪玉菌といわれていた細菌も、善玉菌に対してなんらかの役割を果たしていることがわかってきました。
また腸内バランスをとる善玉菌といわれていた乳酸菌やビフィズス菌でも、過多になれば問題を起こすことも。
原因不明の腸の不調とされてきたSIBO(小腸内バクテリア過剰増殖)の原因となるのは主に乳酸菌なのです。

>善玉菌と思われた乳酸菌も問題を起こすことが有るのですね。

■必要なのはバランスと多様性
善玉・悪玉・日和見に変わる新しい分類として「バランス調整菌」「バランスかく乱菌」「能力未知菌」の3つといわれています。
腸内フローラにとってもっとも大切なのは「バランス」。善玉が多すぎても、もちろん悪玉が多すぎてもいけないのです。
腸内細菌は個人差がとても大きくて、ある人には良い働きをしてくれる菌が、別の人では悪さをする、そんなケースもあるそうです。
大事なのは自分の腸内環境のとってよい菌は何なのかを知ること。
その上で腸内フローラのバランスをとり、腸内フローラの多様性を保つことが、健康維持の要といえるでしょう。

>日和見菌を悪い菌にしないことも大事ですね。

昔の日本の発酵食品は腸内細菌に適していたのでしょうね。
発酵食品をもっと見直したいですね!

 

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粗食   2020/12/06  

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