ホウ酸は米・カリフォルニア州や西トルコの鉱脈て採掘される「ホウ酸塩鉱物」を精製して作られます。
ホウ酸は鉱脈のほかにも、海水、淡水、岩石、すべての植物、土壤などに存在する"天然物"です。
「ホウ酸」と聞いてまず目薬や、ゴキブリのホウ酸団子を思い出す方も多いのではないでしょうか。
これらは、ホウ酸が哺乳動物に安全で、哺乳動物以外には厳しく作用するからできる芸当です。
植物は、ホウ酸が無いと枯れてしまいます。
すべての植物は微量のホウ酸に依存しながら繁茂を続け、必要なホウ酸を大地や水から調達します。
人間は必要なホウ酸を植物から得ています。
"ホウ酸"は植物にとって不可欠であると同時に、人間にとっても栄養学的に重要なのです。
鉱物由来のホウ酸は、分解や揮発することが無いから、効果が低下しません。
合成殺虫剤(農薬)は3~5年で効果が無くなるから再度処理しないとなりません。
しかし、壁の中の柱は再処理ができません、効果が無くなると無処理と同じです。
ホウ酸処理は、オーストラリアでは1930年代から、ニュージーランドでは1950年代からアメリ力で は1980年代から使われています。
特に、すべての構造材に防蟻処理が必要な米・ハワイ州では、1990年代からそのほとんどをホウ酸で処理しています。
>日本では再処理が必要が無いので認可されなかったのではないかと思います。
生物は、細胞のホウ酸濃度が一定以上になると、代謝がストップして死んでしまいます。
だから、胃臓を持たない昆虫などには効果があります。
耐性(効かなくなること)を持たれることもないです。
血液浄化作用のある哺乳動物は、細胞に届く前に尿で排出できるから安全です。
いろんな虫に効くが、代表的なのはゴキブリやアリ、キクイムシなどです。
ホウ酸がゴキブリ製剤として最初に売られたのは1920年ごろだそうです。
それと、18世紀に作られたバイオリンの名器ストラディバリウス防虫対策にホウ酸が使われておるのは有名なです。
>セルローズファイバーにも添加されています。
夜中に台所で照明を点けるとガサガサゴキブリの動く音がしますが、セルローズファイバーを充填したお宅にはゴキブリは居ません。
飛んで入ってきたり、何かに卵で付いて入ってくることはありますが居つくことは出来ないようです。