建物被害をもたらした液状化現象を、地中に空気の泡を含んだ水を注入することで抑える技術を国土技術政策総合研究所(つくば市)が開発したそうです。
こんにちはつよぽんです
桜の蕾が大きくなってきましたね。
阪神大震災や新潟県中越沖地震で建物被害をもたらした液状化現象を、地中に空気の泡を含んだ水を注入することで抑える技術を国土技術政策総合研究所(つくば市)が開発したそうです。
少額の費用で済み、一度注入すれば10年以上効果が続くと予測できることより実用化に向けて研究段階に入っているそうです。液状化現象とは水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による水圧の上昇で一時的に液体のようになる現象。
マグニチュード7級が想定される東京湾北部地震が起きれば東京都を中心部や神奈川、千葉県などでは液状化で約3万棟以上の建物が全壊するという試算も有るようです。
実験で直径0.01㍉程度の空気の泡を約15%含む水を注入したところ、水圧の上昇が液状化する基準値より下に抑えられ、液状化は起きなかった。砂粒の間に入り込んだ泡がクッションとなり、水圧の上昇を防いだようだ。庭に穴を掘り、住宅の下に泡を含んだ水を注入するといった簡単な技術で有るため防災上の利点は大きいと見られる。
空気と水しか必要としない安価な工法なので早く実用化すれば良いですね。