嘉藤建築設計の
こだわり

トップページ > 嘉藤建築設計のこだわり > 無添加住宅

無添加住宅

コンセプトは、「むかしの家」を手本にして合成化学物質・化学建材を一切使わない住宅です。
使用する天然素材は、長い年月をかけて素材の持つ魅力が増していくと共に、長持ちし、機能的で、使うほどに愛着がわいてきます。
古くなる美しさと、現代的な表情を持ち、何世代にもわたって受け継ぐことができるお家です。
無添加住宅

当事務所が無添加住宅の代理店になった理由

以前より自然素材を使って「安心・安全」な家づくりを目指してを設計してきました。
しかし、建材を自然素材の物にしても接着剤などは化学合成の物しか有りませんでした。
秋田社長(現会長)の書かれた「無添加住宅!」を読み接着剤まで自然素材を使っていることに驚き、是非使いたいと思い兵庫まで建物を見に行き、代理店になることを決めました。
コンセプトは、「むかしの家」を手本にして合成化学物質・化学建材を一切使わない住宅です。
当事務所に「無添加住宅」のオリジナル建材を供給していただいてます。

無添加住宅の基本的な考え方

化学物質を使わない自然で健康的な家のこと
これまでにも自然素材を使用した「健康住宅」は多くありましたが、無添加住宅では、接着剤には「米のり」や動物の骨や皮を煮て作った「にかわ」を使用したり、ビニールクロスに代わる内装素材として「漆喰(しっくい)」を使うなど、体によくないものは使わないという姿勢が徹底されています。

しっかりと作られた日本の昔の家は100年、200年と長持ちしています。
今も各地に残る伝統的な家屋、そしてお城や蔵などが良い例です。
無添加住宅で使われる天然素材は、長い年月をかけて素材そのものの持つ魅力が増していくと共に長持ちし、機能的で、使うほどに愛着がわいてきます。
古くなる美しさと、現代的な表情を持った 「無添加住宅」は、何世代にもわたって受け継ぐことができる家です。

身体に良くないものは使わない。
こんな当たり前のことに目をつぶってきたのが日本の住宅産業です。
コスト優先、均一な品質で大量生産するために、化学建材を多用した住宅づくりが「シックハウス」を 生み出したひとつの原因ではないかと思っています。

建築基準法とシックハウス

シックハウスについての法令は、建築基準法および同法施行令に基づいており、法令で一定の基準が定められている化学物質は、クロルピリホスとホルムアルデヒドである。
この法令をもとに、ホルムアルデヒドを「安全」とされる数値まで減らした住宅を「健康住宅」などとしている場合があるが、
果たして、低ホルムアルデヒド=安全と言えるのか。

これまでに作られた化学物質は、数百万種類にもなり、今も毎日増え続けているという。
それらのうちのわずか数種類の安全性が検証されたとしても、その他の化学物質については「安全」が保障されたのではなく、ただ未検証であるにすぎない。
それなのに、多くの住宅メーカーがホルムアルデヒドの数値で星の数をつけて安全性を強調している。
一人悪者にされているホルムアルデヒドこそ、いい迷惑だろう。
低ホルムアルデヒドでさえあれば安全という安易な発想でなく、化学物質を使わずに家を建てることができるということをしめしたのが無添加住宅という発想である。

無添加住宅建材の紹介

漆喰

漆喰 もともと日本の住宅や建物の壁は、外壁も内壁も、土やしっくい(漆喰)で塗られていました。
漆喰は、消石灰に麻スサやのり(ぎんなん草)などを混ぜた自然の塗装材です。
化学式で表せば、水酸化カルシウCa(OH)2が空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して、CaCO3の石灰岩という固いものになるのですから。
漆喰は耐火性・耐久性も高く、古くから城や土蔵にも使われてきました。

このように合理的なのに、漆喰を代表とする湿式工法は、調合や現場での水練りなど手間と時間がかかるために敬遠される傾向にありました。
しかし、無添加住宅ではあらかじめ材料を調合したり、漆喰を塗った後に割れにくくするなど独自の工法を開発。

無添加住宅では、外壁・内壁・天井と、ほぼ家の全体にわたって漆喰を使用しています。
外壁はあくまでも強く、内壁と天井は吸湿・放湿性に優れた特性で家の中の空気を浄化してくれます。
しかもきめ細かい独特の質感。ビニールクロスでは得られない健康にあふれた住まいを、自然の生きた素材によって実現させています。 内壁の漆喰は、吸湿性と放湿性に優れ、室内の空気を浄化してくれます。漆喰塗りには、家一軒あたり1.3トンもの水を使うのですが、その水が出ていって乾燥した後、漆喰の中に水の通り道の小さな穴が開きます。
そこに化学物質がいったん吸着され、ゆっくり水と二酸化炭素に自然分解して消えていくので、炭と同じような浄化作用が得られるのです。

漆喰は石灰岩と同じ成分ですから、耐火性や耐久性にも優れています。
漆喰は1200度の熱でも燃えませんし、ビニールクロスのようにプスプスと燃えて、ダイオキシン類を発生することもありません。

また、強アルカリ性なので、カビの発生を抑制する力も強い。
漆喰はそれ自体が化学変化して石灰岩と同じ状態に固まります。
固まったときから、石や岩と同じようにゆっくりと風化が始まり、何百年でももちます。
そして、無添加住宅オリジナルの漆喰は、一度塗りしただけでOK。
紙のように曲げても、割れることはありません。

もうひとつ漆喰の魅力があります。
漆喰塗りの無添加住宅は、遠くから眺めると、街並みから浮かび上がるように白く光り輝いて見えます。
スペインなどで見かける、漆喰の白亜の建物と同じ。

白いペンキ塗りの家が、そんな風に白く光り輝いて見えることはありません。
漆喰の壁が白く輝いて見えるのには、理由があります。
水を大量に使う漆喰は乾くのに時間がかかり、ゆっくりと乾いていく間に、純粋な炭酸カルシウムが結晶化。
透明な方解石の結晶ができるからです。
その結晶が太陽の光をきらきらと乱反射して、白く輝くのです。
漆喰

天然石

天然石 近年、屋根材といえば、人工スレートが主流です。この材料はセメントと石綿です。
石綿はアスベストではないのですが、両方とも構造的にはよく似ていますので、体にいいはずがないと思われます。

そこで、天然素材の屋根ができないものかと国内外で探しました。
スペインとフランスの間にアンドーラという国があります。
ピレネー山脈の高地に位置する自然に恵まれた環境と、豊富な天然粘板岩が産出する地方ゆえに、現地の家の屋根がすべて天然石で葺かれているのです。
試行錯誤を繰り返し、釘で止めるのではなく、石を引っかける独自の工法を考えだし、これにより、石葺きを可能にしました。

しかも石葺きのすき間を利用して、屋根部の熱を自然の風力で自然換気することで従来の屋根以外上の涼しさを実現。

さらに、天然石だから一切メンテナンス不要です。それが当社製の省エネ屋根システム[クールーフ]です。

自然な美しさと耐久性を兼ね備える天然玄昌石を使用しているので、生産するのに二酸化炭素を排出せず、再利用ができ、残材は土の中へ戻せる。

こんなエコロジーな材料を使って、親子代々にわたり再利用していけば、使い捨て日本を変えていけるかもしれません。
天然石

柿渋

現在の住宅の防腐・防蟻・防カビ材が健康に及ぼす影響は、かなり大きいと思われます。
なぜなら、虫が嫌うもの、カビが嫌うもの、それを化学物質で製造しているからです。虫が死ぬ化学物質が、人体に良いはずはありません。

畳の下に防虫シート、抗菌シート、そして抗菌フロアー。家の中には企業が商品化した化学素材があふれかえります。
逆に言えば、企業は己の利益のために化学物質を売りまくっているのです。
はたして自然素材で、防腐・防蟻ができないのでしょうか。
柿渋

柿渋 自然界には、植物自身が虫、鳥、カビなどから身を守るための「技」を持ったものが数多く存在します。
たとえば、楠(くすのき)いわゆる樟脳(しょうのう)、馬酔木(あせび)などは、昔から殺虫剤として利用されていました。

そして、「かきしぶ」をつくる渋柿(しぶがき)。
昔、鳥居の防腐、投網の防腐に広く使用されていました。その他多くの野生植物には、さまざまな効能があります。
無添加住宅では、防水紙は油紙を使用していますし、防腐・防虫・防カビには渋柿を使用。基礎部とバルコニーに塗り、建具には独特の光沢を出す塗料としても使っています。バルコニー塗布用には、防水性を高めるためにベンガラを混ぜました。
自然素材の「抗菌効果」の中で、あなたも暮らしてみませんか?
柿渋

米のり

米のり 無添加住宅は、木材の張り合わせなどに使うのり(糊)すべてを、手づくりの米のりにしています。
昔の若い大工さんは、朝一番、飯を木板の上で竹ベラでこねるのが仕事だったそうです。

実際に米のりの接着力はすごくあり、当社の実験でも木工用ボンドとほぼ同じ強度でした。
同様に、パテは小麦粉と油でつくったものです。
にかわは、動物の骨や皮を煮て精製してできるゼラチンです。

にかわ=ゼラチン=コラーゲンなのをご存知でしょうか。
現在では、食品や化粧品などに広く利用されていますが、昔は接着剤としても使われていました。
にかわは高温では液状ですが低温では固形になる特性があり、それを活用するのです。
米のりは接着するまでに1日以上かかりますが、にかわはたった5秒で接着できる、素晴らしい瞬間接着剤だったのです。
窓枠の取り付けなどに大変重宝しています。

そのほか、和室の壁土は、ぎんなん草という海草を煮詰めてドロドロにしたものと、ふるいにかけて天日干しにした山土と、アサギ粘土を混ぜたものです。
雰囲気のある緑がかった土色です。ぎんなん草を煮詰めた液が、ふのりなのです。
ふのりは、接着力が弱く水に溶けやすいのが特徴で、障子にも使われていました。
水に濡れるとたちまち溶けて容易に剥がせるのです。

このように、昔の人は自然の素材でつくる接着剤を使い分けていたことで 現代の私達が伝えていくべきであると思います。

こうした接着剤で十分な接着効果と健康的な効果が期待出来るのですから。
米のり

無垢材

当然ですが、昔は木といえばムク材でした。
使用する箇所によって堅い木・柔軟な木・防水性の高い木・防虫性の高い木等を使い分けてきました。
では、現在はというと、コスト面や生産性の面からムク材に代わり添加材だらけの粗悪な木(もどき)が氾濫しているのです。
反りや軋みが無いからといって、化学接着剤の塊のような集成材や、年月がたつとボソボソと剥がれてしまうようなプリントの木目に魅力があるでしょうか?
しかも、万一の火災時にはそれらの「木もどき」の建材は猛烈な化学物質をまき散らして、人間の命を奪うのです。

ムク材に触れてみるとまず、その優しさが伝わってきます。
夏はひんやりと涼しく、冬はじわっと温かいのです。

また、木の優しい香りに包まれて下さい。木立の中に居るかのようです。
使い込むほどに本物の木だけが見せる味わいも感じます。
無垢材

無垢材 無ムク材は調湿性能を持っています。
室内が乾燥すれば水分を吐き出し、湿気が多い時には水分を吸い込みます。
健康に暮らすために選んだ素材は生きているんですね。
「無添加住宅」はムク材しか使いません。
だから磨いたり塗料を塗り直したりのメンテナンスも大事になります。
そうした家とお付き合いも楽しみになるくらいの覚悟は持って欲しいと思うのです。

合成接着剤や化学建材などの体に悪い化学物質を一切使わない、無添加住宅。

シックハウス症候群に悩んでいた家族は、無添加住宅に住んだその日から、劇的にシックハウス症状は出なくなりました。アレルギーやアトピーの症状も改善。

住宅業界は、住まいの工業化とともに発展し、今ではもう、化学建材を使わずに住宅を建てることはほとんど不可能になっています。
合板やパーティクルは、最初は美しく見えますが、時間とともに接着剤が劣化し、だんだんボロが出てきます。 接着剤の寿命はわずか20年足らず。
接着効果がなくなってくると、表面の木目のプリントが、ボロボロに剥げ、接着剤で固めていたパーティクルボードはぐずぐずに崩れていきます。

見た目が汚らしくなるだけでなく、強度的にも危険な状態になります。
構造材である集成梁や集成柱の接着力が弱まったら、建物はどうなってしまうのでしょうか。こうなると、そのまま住み続けることはできません。

平成8年度の建設白書によると、日本の住宅の平均寿命は、わずか26年。
ローンをやっと払い終える前に、もう建て替えなければなりません。
アメリカの住宅の平均寿命が44年、イギリスは75年なのに比べて、はるかに短命です。
こんなに日本の住宅が短命なのは、合板やパーティクルボード、塩ビクロス、さらに集成梁や集成柱などに使建材などには天然素材を吟味して選び、究極の無添加を実現。
化学物質を使わずに、自然で健康な家づくりを進める「無添加住宅」の誕生です。
私たちの「無添加の家」は、極限まで自然素材にこだわっています。
たとえば、化学ノリに代わる接着剤として、米でつくる「米のり」、動物の骨や皮でつくる「にかわ」などを使っています。
長年の研究の結果、無害な自然のりを安定的につくり、建具に利用するなど実用化することができたのです。

また、問題の多いビニールクロスに代わる内装素材として、安価な「漆喰」塗り工法を開発するなど、化学物質を使わない無添加の素材と工法で住まいづくりを進めています。
われている化学接着剤の寿命が、結果的に建物の寿命に成っているのではと思います

資料請求・お問合せ

お電話